本当に子どもの力を伸ばす学校

来年度より男女共学校に 21世紀に活躍できる「世界市民力」を育む

サレジアン国際学園中学校高等学校 (現校名:星美学園中学校高等学校)

伝統のあるカトリック・ミッションスクールである星美学園が、来年度から共学化を図り校名を変更する。 新たに本科クラスとインターナショナルクラスを設置。 PBL※1型授業を取り入れながら、創立者の精神を受け継いだ「世界市民の育成」を目指す。

サレジアン国際学園
中学校高等学校
小泉三千代副校長

 創立以来、女子教育を柱とした人間教育に力を注いできた星美学園。2022年4月「サレジアン国際学園」に校名変更し、男女共学へ移行する。

 小泉三千代副校長はその理由について、時代に合わせた教育内容を生徒たちに提供するため、と話す。

「今、時代は大きく変化し、個性の尊重とともに、男女協働の取り組みなど、誰もが自由で対等に活躍できる社会の創出が求められています。その一方で、急激なグローバル化やテクノロジーの進展で、社会経済環境が変化し、未知の課題への解決が求められています。この大きな転換期を見据え、より多様性のある学習環境を提供したいと考えたのです」 

 同校の創立母体は、カトリック女子修道会「サレジアン・シスターズ※2」。イタリア・ローマ市に本部があり、世界97カ国に支部を設け、教育や社会事業を行っている。

 同校は、同修道会設立者の聖ヨハネ・ボスコの精神を受け継ぎ、「21世紀に活躍できる世界市民の育成」という教育目標を掲げている。「世界市民とは、経験したことのない諸問題に直面したとき、解決のために主体的に考え、他人と協調しながら行動できる人間のこと。その世界市民を育成するために、キリスト教に基づいた『心の教育』と、『コミュニケーション力』『言語活用力』『数学・科学リテラシー』『考え続ける力』、という五つの力が必要だと考えています」(小泉副校長)。

2クラス制とPBL型授業を導入

 サレジアン国際学園中学校では、「本科クラス」と「インターナショナルクラス」の二つのクラスが設置される。本科クラスでは、テーマを決めて探究活動を行う「個人研究」があり、理数教育にも注力する。インターナショナルクラスは、習熟度別にStandard GroupとAdvanced Groupに分かれ、後者の英数理社の授業はオールイングリッシュで行われる。両クラスの全教科に共通して実施されるのが、PBL型授業だ。「PBL型授業で大切なのは、考え続ける力を養うこと」と小泉副校長。授業以外の場面でもPBLを活用しながら、生徒たちの主体性を育てていきたいという。

 同校の強みは、世界97カ国にあるサレジアン・シスターズの姉妹校との交流や、イタリアの本部から訪れるシスターたちとの交流を通じて、多様な文化的背景や価値観を学べること。グローバルな広がりがある中で、生徒たちは自然に国際感覚を養っていく。「本校では、生徒と教員と家庭が強く関わりを持つことで、生徒一人一人の心に愛情と信頼を形成しています。私たちはこのことを、“共に喜び、共に生きる(アシステンツァ)”教育と呼んでいます。その結果、自分と他人を大切にでき、人の痛みが分かる生徒たちが育っていくのです」と小泉副校長。女子教育の良き伝統は、共学化になっても受け継がれていく。

※1「PBL」……Project Based Learning:課題解決型学習
※2「サレジアン・シスターズ」……1872年に聖ヨハネ・ボスコ、聖マリア・ドメニカ・マザレロによって設立されたカトリック女子修道会
PBL型授業では、正解にたどり着くことそれ自体をゴールとはしておらず、論理的に思考するということを目指す
サレジアン国際学園中学校高等学校 (現校名:星美学園中学校高等学校)
https://www.salesian.international.seibi.ac.jp/
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学校データ

サレジアン国際学園中学校高等学校
(現校名:星美学園中学校高等学校)
共学校
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