オンラインでも
部下の仕事を認めることが大事
テレワークなどオンラインで仕事をしていると、部下の様子が見えないことから、余計に「成果」にしか興味を持たなくなる上司も多いようです。
また、きちんと仕事をしているのかと疑心暗鬼になる方も多く、必要以上に報告を促したり、きつい言葉を投げかけ、それが逆に部下のやる気をそぐというケースも多く耳にします。また、ミーティングも以前より増え、集中して仕事ができないと不満を持つ部下も少なくはないようです。
では、オンライン時代、部下の頑張りを認めるためにはどのようにすればよいのでしょうか。
上司と部下のかかわりで一番大事なのはお互いの信頼です。
これはオンラインでもオフラインでも同じです。
しかし、テレワークでは離れていてお互いが見えないからこそ、部下が日々一人でも頑張って仕事をしているのだとさらに信頼することが大事です。
環境が変わり、誰もがこの先も不安いっぱいです。もちろん、テレワークになってむしろストレスなく快適に働けている人もいるのは事実です。しかし、それでも何かしらの不安や不満があるものです。にもかかわらず、どのような状況になっても、部下が会社を辞めずにいてくれることが頑張っていることなのです。
そこで、オンライン会議で話をするとき、こんなふうに声掛けをしてみましょう。
「今日も、○○さんと顔を見て話ができてよかったよ」
「今日も、○○さんから報告が聞けるので助かるよ」
「○○さん、オンライン会議、一番にログインしてくれてありがとう。△△さん、今日は音声よくきけるようになったよ、ありがとう」
お互いに連絡がとれたこと、ささいなことでも重みのある頑張りを認めた声掛けが部下のやる気につながるのです。