本当に子どもの力を伸ばす学校

「志」を育み、探究する力を身に付け、社会に貢献できる人財を育成する

足立学園中学校・高等学校

足立区・北千住の地で地域に愛されながら歴史を重ねてきた足立学園。3年前に設置された難関国立大学を目指す「探究コース」は着実に結果を出している。昨年度からはユニークな「志入試」もスタート。本物のやる気を起こさせるための「志」に注目した“共育”が浸透しつつある。

足立学園中学校・高等学校
井上 実校長

 3年前に設置された高校からの「探究コース」。今春1期生が卒業し、総合型選抜で東京工業大学や慶應義塾大学に合格するなど、難関を突破する生徒を数多く輩出した。

 探究コースが目指すのは、「答えのない課題に向き合い探究する能力」の育成だ。1、2年を通じて「探究総合」の時間を設け、自由に決めたテーマについて調べ(探究し)、論文を作成し、プレゼンテーションを行う。国際的な視野を養うため、海外留学も奨励・支援している。

 井上実校長は、「課題探究を進めていくうちに、生徒たちの物の見方や物事の捉え方が変化していくのが、手に取るように分かりました。物事を深く考えられるようになり、学びの本当の目的が社会貢献にあることに気付いたのだと思います。また自らのテーマを探究するには、学力的にも努力しなければ結果が伴わないことを理解し、相乗効果で学力も上がりました。1期生の多くは、本校で取り組んだ探究論文を進路に結び付けて受験に挑み、総合型選抜でその力を発揮してくれたのです」と3年間の手応えを語る。

 第2期生の八幡昂樹君(現高3)は、自らの探究の成果を、「第3回Change Maker Awards※」に応募。今年2月、応募総数517組の中から個人部門の金賞を受賞した。テーマは「Building a Self-Driving Car(自動運転車の開発)」、画像認識技術やディープラーニングをベースに、ラジコンを使用した自動運転車を製作。事故につながるドライブストレスを撲滅する技術を探究し、その内容が英語力とともに審査員に評価された。「やらされるのではなく生徒が自分から興味・関心を持って突き進むのが大切で、自分事として探究活動を行う生徒は必ず伸びていきます」と井上校長は実感を語る。

 今、足立学園の教育の柱となっているのは、「志」というキーワードである。

「“夢なき者に成功なし”と生徒たちに伝えています。ここでいう夢とは、世のため人のために自分の人生を使い切る覚悟を持った夢のこと。そして最も優れた人財育成法は、“育てるのではなく、自ら育つ人をつくること”。だから本校では“教育”を“共育”と捉えています」(井上校長)

昨年度から
「志」入試をスタート

 同校では、昨年度から中学で「志入試」をスタートした。志望理由や入学後の抱負、将来の目標を書いたエントリーシートと通知表を提出、2科(国算)の基礎学力テストと親子面接で選考する。第1期生はポテンシャルが高く、入学後に成績が順調に伸びているという。さらに総合学習や道徳の時間を使って、年に4、5回「志共育」の授業を実施、「志」を持って自ら将来を切り拓いていける全人教育を行っている。校訓は「質実剛健・有為敢闘」。探究をきっかけに新たな「志」を持つ生徒が増えている。

※「Change Maker Awards」……英語4技能・探究学習推進協会主催の中高生のための英語プレゼンテーションコンテスト
課題探究発表会(探究コース)の様子。探究の型をグループで学んだ後は、個人でテーマを決めてゼミ形式で探究活動を行い、論文にまとめ発表する
足立学園中学校・高等学校
https://www.adachigakuen-jh.ed.jp/
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