本当に子どもの力を伸ばす学校

本格的なICT教育と、海外大学推薦制度で生徒の夢を実現

神奈川大学附属中・高等学校

ICT教育の重要性がコロナ禍において一層叫ばれる中、他校に先駆け情報教育を推進してきた神奈川大学附属中・高等学校。昨年度の休校時にも「学びの保証」を確実に実現させた。完全中高一貫の共学校で、国公立大学、海外大学への進学にも注力している。

神奈川大学附属中・高等学校
小林道夫副校長

 約30年前から情報科授業を開始し、一貫してICT教育に注力してきた神奈川大学附属中・高等学校。現在では、1人1台のタブレット端末を使ったアクティブラーニングや英語のeラーニング、ロボットを使ったプログラミング教育など、質・量共に他校の追随を許さない実績を誇る。

「ICTの導入で、生徒自らによる学習管理が習慣化し、自主性が育まれています」と語るのは小林道夫副校長。新型コロナウイルスの感染拡大による休校時には、いち早くリモート授業を実施。毎朝のオンラインホームルームではクラス全員の顔が画面に映し出されるため、「登校できない時期も、『みんなとつながっている』という安心感を提供できました」(小林副校長)。また、保護者の不安に対するケアとして学校の方針などの情報提供とともに毎朝、保健室から生徒の健康状況のアンケートを行うなどきめ細かな配慮もしている。

 特筆すべきはそのスピード感だ。美術や体育を含め全教員がそれぞれ動画チャンネルを作成し、授業動画を蓄積。これまでに3500本ものオンデマンド授業動画を作成し、ライブ授業も行ったという。質の高いオンライン授業には、教員のICTに関するレベルアップも不可欠だ。定期的な勉強会やICTの公開授業など、授業の質を高めるべく自己研さんを続けている。「こうしたことは『学びの保証』につながり、生徒や保護者からの信頼感を得られました」と小林副校長は語る。

卒業生のサポートと
海外大学への推薦制度

 同校では新たに、「卒業生」という優秀な資源を生かす取り組みも始めている。

「進路学習の一環で、ティーチングアシスタントとして本校卒業の大学生、大学院生に登録してもらい、生徒それぞれに適した学習計画を作成し、希望進路の実現に向けて一緒に取り組んでいます」と小林副校長。国公立大学に強いことでも知られる同校は、主要5教科を高3まで学ぶカリキュラムを組んでいるが、今年度は61人が国公立大学に合格し、現役生の約20%が進学した。東大、京大を目指す生徒には、「東大、京大セミナー」として、東大、京大へ進学した卒業生のアドバイスを受けながら勉強する機会の提供も開始した。

 さらに2019年度からグローバル教育の集大成として、海外協定大学推薦制度(UPAA)を導入。今年度も8人が合格し、海外へと羽ばたいた。

 小林副校長は「UPAAの利点は国内の大学を受験しながら、米国・英国の提携18大学から4校まで推薦を得られる点。UPAAは本校の進路選択の一つの流れとして定着しつつあります」と言う。ICT教育をはじめ先進的な教育に挑み続ける同校。緑豊かな広大なキャンパスで育む主体的な6年間の学びが、自らの夢を発見し、実現するための礎となっている。

神奈川大学附属中・高等学校は、「全国中学高校Webコンテスト」の入賞常連校でもあり、3度の最優秀賞受賞実績を誇る
神奈川大学附属中・高等学校
http://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/
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学校データ

神奈川大学附属中・高等学校
共学校
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相模鉄道線「鶴ヶ峰」より
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〒226-0014
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