本当に子どもの力を伸ばす学校

学校完結型の学習環境をベースに、進学校として着実に成果を上げる

安田学園中学校高等学校

男女共学化も浸透した安田学園。「自学創造」の教育目標を掲げ、基礎学力を重視するシステムを導入し、学校完結型の学習環境を整えている。目標は国公立大への進学率を5割にすること。創立者である財界人・安田善次郎翁の生き方を手本とした人間力教育にも特色がある。

安田学園中学校高等学校
稲村隆雄校長

 2014年に男女共学化を図り、難関大学を目指す進学校へとかじを切った安田学園。今春、その第2期生が卒業、京都大、東京工業大、一橋大、東北大、大阪大、千葉大などの国公立大学へ52人、早慶上理ICUに63人など、好調に進学実績を伸ばした。

 稲村隆雄校長はその要因を、学校完結型の学習環境にあると語る。一貫部1(中1)年~5(高2)年2学期までは、“学び力伸長システム”で基礎学力を固め、5年3学期~6年は、志望校別に特化した放課後進学講座を含む“進学力伸長システム”で、第1志望大学進学に向けた高レベルな力を養う。

「特に基礎学力の部分では、定期試験の他に“到達度テスト”を設けて、生徒一人一人の弱点を細かく把握するほか、毎朝15分、日々の授業内容の定着度を確認する“習熟度チェックテスト”があります。この朝の小テストで点数が足りないと放課後に補習があるため、生徒たちはプライドを懸けて頑張ります。こうした日々の積み重ねが大切なのです」(稲村校長)

 また英語教育は、全学年でネイティブスピーカー講師との毎週35分間のオンライン英会話を実施。これまでは高校卒業時に英検2級の取得を目指していたが、今後は卒業時までの準1級取得をゴールとする考えだ。

安田善次郎翁の生き方を
手本にした人間力教育

 また今年度からは、学習環境をさらに充実させるため、6年間を2年ごとの3ステージ制にして、ステージごとに主幹と主任教員を新設。学年持ち上がりの教員に加えて、基礎学力の育成と入試対応、その橋渡しの期間に特化した教員を置くことになった。

「国公立大学を狙う生徒が増え、10年後に国公立大学への進学率を5割にしたいという目標があるため、5教科を満遍なく学べる環境を整えたいと考えています」と稲村校長。

 こうした進学への取り組みに加え、力を入れているのが人間力教育だ。同校は安田財閥を築いた安田善次郎翁の「実業界の有用な中堅人物の育成は、社会発展の基礎である」という遺志によって創設された学校。道徳の授業で、安田善次郎翁の教えを集めたオリジナル教材「生き方の探究」を用いながらディスカッションを行い、人間力を高める教育を行う。

「財界人として数々の偉業を達成し、人との約束や友情、信頼を誰よりも大切にした安田善次郎翁の軌跡を学ぶことは、自分がどうありたいかを考えるきっかけになり、これからの予測できない時代に柔軟に対応するための、多くのヒントを与えてくれます」と稲村校長。

 今年度の学校スローガンは「燃えろ 安田魂」。13年同校の野球部がノーシードから予選を勝ち上がり、甲子園に出場したときの勢いを再燃しようと考えた。コロナ禍でも勉強や部活に全力で取り組む気持ちを後押ししている。

最近は男女での生徒会活動も活発になった。美化委員会、防災委員会など自発的に委員会も立ち上がった。写真は今年度生徒会一同
安田学園中学校高等学校
https://www.yasuda.ed.jp/

 

 

 

本当に子どもの力を伸ばす学校

学校データ

安田学園中学校高等学校
共学校
最寄り駅
JR総武線・都営地下鉄大江戸線
「両国」、都営地下鉄浅草線「蔵前」
〒130-8615
東京都墨田区横網2-2-25
03-3624-2666
https://www.yasuda.ed.jp/
TOP