本当に子どもの力を伸ばす学校

新校長着任で始まる学校改革で、「KASEI」から「SEKAI」へ

東京家政大学附属女子中学校・高等学校

「自主自律」を建学の精神に、「愛情・勤勉・聡明」の生活信条の実践を目指す東京家政大学附属女子中学校・高等学校。附属する東京家政大学は、児童学科、栄養学科、看護学科など専門教育が特色だ。創立140周年を迎えた伝統校が今、大きな転換期を迎えている。

東京家政大学附属女子中学校・高等学校 大澤 力校長(学校教育学博士)

「中学・高校を核として、本校は大きく変わります」と力強く語るのは、本年度より就任した大澤力校長。東京家政大学大学院研究科長、同大子ども支援学科教授も兼務する人物だ。大澤校長の教育者としての礎は大学時代、玉川学園創立者の小原國芳氏の書生として同氏と寝食を共にした経験から築かれたという。「人間形成には真・善・美・聖・健・富の六つの価値を調和的に創造することが教育の理想であると学びました。これは今でも私の教育信条です。本学園に着任した当初から感じていたのは、この六つの価値が本校の教育理念『自主自律』『愛情・勤勉・聡明』と合致するということ。私の理想とする教育を思春期のピュアな中高生へ届ける機会を得られたことは大きな喜びです」(大澤校長)。

 学校教育学博士でもある大澤校長は幼稚園教諭を10年間経験し、その後、大学、大学院で教壇に立ち現在に至る。その経験から実感したのが「幼児教育に全ての教育は凝縮される」点だという。「教育指導要領改訂の三つの柱である『知識・技能』『思考力・判断力・表現力』『学びに向かう力・人間性』は、まさに幼児教育が重視してきたもの。これらは幼児教育から大学・大学院の高等教育まで貫き通して行われるべきものであり、これからの時代に求められる教育です」(大澤校長)。ここに幼児教育の専門家であり、高等教育にも携わる大澤校長が同校に着任した大きな意義があるといえるだろう。

IB中等プログラム
認定校への取り組み

 改革の大きな柱として、動きだしているのが国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)認定校への取り組みだ(現在、候補校)。IBプログラムが目指すのは、国際的な視野を持つ人間を育てること。「本校の『自主自律』『愛情・勤勉・聡明』の教育理念と、IB教育が目指す10の学習者像はピタリと一致します」(大澤校長)。国際バカロレア機構は質の高い国際教育プログラム・IBを世界中に提供しており、IBのディプロマプログラム(16~19歳)の修了は、海外の大学への入学資格となる。そうしたこともあり、これまで大学への内部進学は専願・内部推薦のみだったが、今後は内部進学の資格を保持したままの併願も認め、難関大学、海外大学も視野に入れた生徒を全面的にバックアップする構えだ。「卒業生が社会で大いに活躍してもらうことが何より大切」と大澤校長。東京家政大学教授、同大学院のトップである研究科長を兼任する大澤校長が先頭に立ち、大学、大学院との連携も強化。中高時代から専門的な学びに触れることは内部進学者へのサポートにもつながる。「『10年後に日本一、60年後には世界一の学校にします』。これは入学式での私の宣言です」と大澤校長。同校の学校改革は「KASEI」から「SEKAI」へと、生徒を輝かしい未来へ導くに違いない。

オールイングリッシュのイマージョン教育も一部取り入れる同校。また国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)の候補校としても認められた
東京家政大学附属女子中学校・高等学校
https://www.tokyo-kasei.ed.jp/
本当に子どもの力を伸ばす学校

学校データ

東京家政大学附属女子中学校・高等学校
女子校
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03-3961-2447
https://www.tokyo-kasei.ed.jp/
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