本当に子どもの力を伸ばす学校

自主性を育む実学が学力向上を促し、着実な大学合格実績を生む

東京農業大学第一高等学校中等部

「知耕実学」の教育理念を背景に実学教育を実践する東京農業大学第一高等学校中等部。フィールドワークや実験を重視したカリキュラムで、自主性や人間としての総合的な成長を促す。高い進学実績も誇り、実学と進学の両面を併せ持つ質の高い教育を展開している。

東京農業大学第一高等学校中等部 田中越郎校長

「知耕実学を教育理念とする本校では、『本物に触れる実学体験』を通して、自ら考え体験し、自分の言葉で相手に伝えるプロセスを重視しています」と語る田中越郎校長。実学をベースにした学びは、自主性を育て、学力向上にもつながるという。その成果といえるのが、今春の大学合格実績だ。難関私立大学合格者は過去最高の425人、元々多かった国公立大学にも70人が合格。医学部医学科への合格者も年々増加し、本年度は14人、その他薬学部8人、獣医学部17人と理系を中心に着々と実績を積み重ねている。

 生徒の自主性にプラスして、東大、京大などの最難関大希望者向けの、特別ゼミ「Tゼミ」や「D模試」といった独自の学習プログラムで、高い志を持つ生徒をサポート。医学部を目指す生徒のための「医学部ガイダンス」では、医学博士である田中校長自らが個別面談を行い、特に面接試験対策には注力している。

「生徒への指導だけでなく、教員のレベルアップも欠かせません」と田中校長が語るように、より良い授業づくりを目的に、校内での教員同士の情報共有や学び合いはもちろん、外部講師を招いての研修も行っているという。

 生徒の自主性、希望進路実現に向けての学習指導、教員の指導力強化が、新大学入試制度初年度の高い進学実績につながったといえるだろう。

コロナ禍においても
学びを止めない創意工夫

 学年、教科の枠を超えた少人数ゼミ「一中一高ゼミ」は、ディベートやプレゼンテーションなどを行い、表現する力を育成する同校の特長的な取り組みだ。各教員の専門分野を中心に年間70~80講座が開講される。昨年度は、新たにJAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究開発機構)と教育連携し最先端の学びを提供した。また、東京農業大学と連携した中1の「稲作」や中3の「味噌づくり」などの体験学習は、本物に触れる機会として大切にしている。

 同校の実学をベースとした学びはコロナ禍では難しいものもあったという。しかし、「各教員が工夫を凝らし、どうすれば学びを止めない仕組み作りができるかを考え、実践してきました」と語る田中校長。まずは校長自ら先陣を切り、新型コロナウイルスに関する正しい知識を伝える動画を公開。これに追随するように動画配信授業やZoomでのリアルタイム授業、Googleフォームでの小テストの他、生徒同士が顔を合わせる機会として、オンラインHRなどを早々に開始したという。また、オンライン授業での学びの確認を含めた補習やGmailを利用しての質問対応を実施し、登校できなかったことによる生徒の不利益をなくす配慮もしている。理論と実践を繰り返し、本物の学力を身に付ける「知耕実学」の精神は、コロナ禍においても教員一丸となっての創意工夫で、着実に生徒へと届けられていた。

一中一高ゼミ「探究学習 with JAXA」で筑波宇宙センターの「スペースドーム」を見学。宇宙の技術を身近に感じることができた
東京農業大学第一高等学校中等部
https://www.nodai-1-h.ed.jp/
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学校データ

東京農業大学第一高等学校中等部
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