本当に子どもの力を伸ばす学校

「自調自考」を教育理念に、生徒たちの自主的な活動を積極的に後押しする

渋谷教育学園 渋谷中学高等学校幕張中学校・高等学校

渋谷教育学園の姉妹校である渋谷中学高等学校と幕張中学校・高等学校。高い進学実績で知られるが、「自調自考」という教育理念の下、多様性に富んだ生徒たちが、受験勉強だけにとらわれず、幅広い範囲で自主的な活動を行っている。両校はその姿勢を積極的に支援する。

渋谷教育学園 渋谷中学高等学校
渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校
田村哲夫校長

「コロナ禍で海外研修は制限されていますが、国際交流ができないわけではありません。生徒たちはネットツールを上手に使う力を持ち、自分たちで新しい国際交流の在り方にチャレンジしています」。そう説明するのは、渋谷中学高等学校の高際伊都子副校長だ。

 今年8月、同校では生徒が主体となって、学びのオリンピック「SOLA2021」を開催する。テーマは「SDGs~私たちのつくる未来~」。これは、文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の一環で、国内外のWWL関係校や姉妹校の生徒が参加。ZoomやSlackを活用したオンライン方式で、学び合いを深めるプログラムだ。

 同校で種目の募集をしたところ、生徒たちからたちまち20個のアイデアが寄せられた。模擬国連やディベート国際大会、ビブリオバトルや教育ビジネスコンテスト、環境問題の解決に向けた“ミクロな地球遊覧会”や“冷戦について教科書を作ろうプロジェクト”、ロボット・プログラミングの技術交流大会や国際謎解き大会等々、多彩な種目がラインアップされた。

「渋谷教育学園の教育理念は、自らの手で調べ自らの頭で考える“自調自考”ですが、まさに生徒は自分たちにできることを一生懸命考え、積極的に企画を出してきました」(高際副校長)

進学先も含めて多様性があふれる

 生徒たちが自主的に活動を行うのは、幕張中学校・高等学校でも同様だ。例えば昨年度、同校の高1の女子生徒が、レノボ社のグローバルプロジェクトで、スマートテクノロジーを用いて社会問題を解決しようとチャレンジする、世界の若い女性10人の一人に選出された。

「その生徒は3Dプリンターで、息苦しくなく、曇らないフェースシールドを製作し、全国の医療機関に寄付する活動をしていました。設計のプログラミングも公開して、海外からの問い合わせもあったようです。世界で困っていることに対して、自分に何ができるかを考えた活動で、まさに“自調自考”。コロナ禍による休校期間中の、自主的な活動でした」

 幕張中学校・高等学校の田村聡明副校長はそう語る。

 渋谷教育学園は、両校とも屈指の進学校として知られる。だが、中高時代は大学への単なる準備期間ではないと高際副校長は言う。「大学で何をしたいか、どんな力を身に付けたいかを考えて、進路先を選びます。芸術系の大学や海外大学が多いのも本校の特徴で、生徒の希望を尊重する結果です」。

 共学校ならではの多様性も、同学園の強みの一つだ。「違いを持つ人たちで社会は構成されているということを中高時代に実感できること、自分だけの価値観にとらわれず寛容な心を育てる意味でも、共学であることは人間形成に大事な環境だと考えています」(田村副校長)。

生徒たちの自主的な活動姿勢を積極的に支援する両校。幕張中学校・高等学校・田村聡明副校長(左)と渋谷中学高等学校・高際伊都子副校長
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学校データ

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