本当に子どもの力を伸ばす学校

世界へ羽ばたく力を後押しする「進学教育」「国際教育」「福祉教育」

順天中学校・高等学校

教育目標に「英知をもって国際社会で活躍できる人間を育成する」を掲げる順天中学校・高等学校。和算の研究者であった福田理軒が1834年に創立した、順天堂塾が起源の伝統校だ。そんな同校では、建学の精神にある「探究」を軸に体験・実践型の教育を幅広く展開している。

順天中学校・高等学校
片倉 敦副校長

「本校では、国際社会で活躍できる人材を育てるために『三つの資質・能力』を養っていきます」と語るのは、片倉敦副校長だ。

 その一つは、「創造的学力(主体性)」。自ら主体的に課題を発見し、その課題を解決する創造的思考を身に付ける。二つ目は、「国際対話力(多様性)」で、グローバル社会で多様な人たちと一緒に課題に向き合い、社会を築くための論理的思考や英語による対話力を付ける。そして三つ目は「人間関係力(協働性)」。協働して課題解決に向かう共感的思考を育てていく。

 そのために実践されるのが「特色教育」である。自己実現を目標に生徒一人一人の進路を実現する「進学教育」、グローバル・STEAM(スティーム)教育を取り入れて国際理解を深め、実践的な活動を展開する「国際教育」。「福祉教育」では多様なボランティア活動の機会に触れ、国際教育とともに自主的な活動を促進していく。「これらの特色教育はそれぞれが独立しているものではなく、重なり合うことで、資質・能力が育っていきます。学校の授業だけではなく、体験学習や課外活動といった実践の場を提供することで、問題の本質を発見し、主体的に行動できる力を獲得するのが狙いです」と片倉副校長は解説する。

コロナ禍でも
順天らしさを忘れずに活躍

 同校の在学生と卒業生が制作した学校ガイドには「留学がしやすい」「ボランティアは楽しく有意義」と答えた生徒が多いというアンケート結果が掲載されている。「この回答は『順天らしさ』がよく表れています」と片倉副校長。例えば昨年度はコロナ禍で海外体験はできなかったが、今年3月には豪クイーンズランド州教育庁主催の「グローバルスクールチャレンジ」(オンライン)へ高校生24人が参加した。環境の持続性、起業精神、文化的リーダーシップの3部門にチーム制で課題解決に取り組み発表するイベントだが、州立キャベンディッシュロード高校と環境の持続性で共同作業を行い、部門優勝を飾った。「留学などで親交があることから、参加に声を掛けていただきました。これまでの交流が実った形で、今後もこうした取り組みは加速させる方針です」(片倉副校長)。

 ボランティアでは、北区社会福祉協議会や「寺子屋子ども食堂 王子」の協力の下、高1・2年の英語選抜クラスの十数人がオンラインの英語塾を開催。経済的に恵まれず勉強の機会が減った地域の小中学生を支援、昨年6月には手作り教材による授業の動画配信を始め、12月からはライブでの配信を始めたという。

 このように外に向けて行動していく生徒たちが多いのも順天らしさ。「トビタテ!留学JAPAN※」を利用しての留学や、国際舞台で活躍する卒業も多数いる。「三つの資質・能力」の伸長は、主体的な探究心を持つ子どもたちを育て、世界へ羽ばたく力を後押ししている。

※「トビタテ!留学JAPAN」……文部科学省が展開する留学促進キャンペーン
 
「寺子屋子ども食堂 王子」では地域の小中学生にオンラインの英語塾を開催。40人近い子どもたちの学びをサポートした
順天中学校・高等学校
https://www.junten.ed.jp/

 

本当に子どもの力を伸ばす学校

学校データ

順天中学校・高等学校
共学校
最寄り駅
JR京浜東北線・
東京メトロ南北線「王子」、
東京さくらトラム(都電荒川線)
「王子駅前」
〒114-0022
東京都北区王子本町1-17-13
03-3908-2966(代表)
https://www.junten.ed.jp/
TOP