本当に子どもの力を伸ばす学校

個性尊重の教育で未来を開く 家族のような絆で結ばれた仲間がいる場所

成城学園中学校高等学校

明治・大正時代に「日本教育界の父」と称された澤柳政太郎によって、「個性尊重の教育」を標榜(ひょうぼう)して創立された成城学園。その伝統を今に受け継ぎ、生徒の多様性を尊び、一人一人を大切にしながら、独自の情操教育や英語教育に力を入れている。

成城学園中学校高等学校
中村雅浩校長

 幼稚園から大学までがワンキャンパスに集まる成城学園。その敷地内の一角に2016年に完成した中学校高等学校の新校舎がある。校舎に一歩足を踏み入れるとその開放感に圧倒される。

「図らずも新校舎がコロナ禍の感染予防対策で役立ってくれました。講堂や教室はスペースに余裕があるので、生徒と生徒の距離を空けることができます。また、最新のICT設備でオンライン授業を素早く立ち上げることができました」

 こう語るのは昨年4月に就任した中村雅浩校長だ。就任直後からコロナ対応に追われたが、学園全体でどうすべきか話し合い、一丸となって対策を立てることができて、ワンキャンパスの利点を実感したという。

 成城学園は「自学自習」「自治自律」を学びの軸に据え、生徒の個性や興味を尊重しながら、自ら望む未来を切り開く力を育むことに力を注いでいる。教育の柱の一つは情操教育だ。その代表的な行事に60年以上続く北アルプスへの本格的な登山「山の学校」(中学2年)がある。槍ヶ岳、白馬岳、唐松岳の3コースが用意され、厳しい登山道中で助け合いの精神や目標を達成するための持続力を育む伝統行事だ。高等学校では、修学旅行に代わる「課外教室」を6ジャンル約20コース用意しており、自分が興味を持ったコースに全学年が自由に参加できる。

 もう一つの柱は英語教育だ。オックスフォード大学出版局の教科書を使った授業を通して「聞く・話す・読む・書く」の英語4技能を総合的に伸ばしている。高等学校ではさまざまな留学制度が用意されている。今夏はそれが実施できないながらも、日本にいる留学生を招いて国際理解教育のためのプログラムを予定している。

 学校行事も大切な学びの場だ。例えば中高合同の体育祭「飛翔祭」は、生徒自らが予行練習・準備・設営まで率先して行い、一人一人が主役となるスポーツイベントだ。昨年は密を避けるために中高別々に行われたが、高校生が中学生のところまで行って、応援のパフォーマンスを教えるなど、互いに協力し合っていたという。

卒業生同士の絆も強く
本物の化石の提供も

 成城学園は卒業生同士の絆も強い。例えば、中3のキャリアガイダンスは同窓会が中心になって実施されており、昨年はシンガポールなど日本とあまり時差のない国で働く卒業生がZoomで参加。また、昨年11月に学園内にオープンした「恐竜・化石ギャラリー」の恐竜化石は、成城大学・大学院の卒業生が本物のコレクションを提供してくれたものだ。「成城学園には『成城ファミリー』という言葉があります。自分の個性もあなたの個性も大切、みんな大切だよという思いが込められた言葉です。ここは創立者が理想とした小さな社会であり、家族のような絆で結ばれた仲間のいる場所なのです」(中村校長)。

「飛翔祭」は中高生自ら企画・運営する一大行事。コロナ禍で次々と行事が中止となる中、どうにか開催したいという生徒の願いがかない大成功を収めた
成城学園中学校高等学校
https://www.seijogakuen.ed.jp/chukou/

 

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学校データ

成城学園中学校高等学校
共学校
最寄り駅
小田急線「成城学園前」
〒157-8511
東京都世田谷区成城6-1-20
03-3482-2104
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