東京「私立中」のべ志願者数ランキング、3位都市大付、2位日大豊山、1位は?前身の女子校が2009年に建て替えた新しい校舎を引き継いだ開智日本橋学園

以前、東京・神奈川の解禁日である2月1日の午前、受験生はどの学校に多くいるのかというランキングをお届けした。今回は、全入試の志願者数を合計した「のべ志願者数ランキング」について、東京の上位10校を見てみたい。(ダイヤモンド社教育情報)

学校の勢いを示す「のべ志願者数ランキング」

 受験パターンを考えるとき、本命校と併願校をどのように組み合わせたらいいのか、保護者は子どもの性格なども考えながら頭を悩ますことになる。以前、受験者数ランキングということで、東京と神奈川の解禁日午前の上位10校を取り上げた。

 この2月1日は男女別学の難関校が一度限りの入試を行うことが多く、そのランキングも概ね偏差値の高い順に並んでいた。ほとんどの学校は2回以上、入試を設定している。初回にはその学校を第一志望とする受験生が多く集まる。あるいは2日や3日の本命校の併願校として受ける生徒もいる。こうした受験生がとりあえず受けてみたいと考える学校はどこなのか。それを知るためには、すべての入試の志願者数を合計した「のべ志願者数ランキング」が参考になるだろう。

 今回は、東京の上位10校を取り上げてみたい。2021年だけでなく、2018年からの4年間でどのように推移してきたのかを見ることで、その学校の勢いをつかむこともできる。

 ランキング表は次ページに掲載した。男子校が2校、女子校が2校、共学校が6校ある。ご覧いただくとお分かりになるように、こちらは偏差値順というわけでは全くない。近年、多くの受験生から支持されている学校が並んでいると考えていただいていい。

 1位は広尾学園(港区)である。元女子校のリニューアル校としては、10位渋谷教育学園渋谷(渋谷区)と双璧をなす存在だ。いずれの学校も国際志向が強く、難関国立大のみならず、海外有名大学への直接進学でも実績を重ねている。

 のべ志願者数を4年間で見てみると、広尾学園は年々減少している。それでも2位の学校とは500人ほどの差をつけてきた。2021年に注目したいのは、初登場で8位にランクされた広尾学園小石川(文京区)の存在だ。両校の併願者は多いようで、入試日程も両校が交互に配置され、“何が何でも広尾学園”という受験生の気持ちに応えている。

 それにしても、初めての入試でのべ1000人を超える受験生を集めたのは、ただ事ではない。都立小石川中等教育学校と同じ一角にあり、小石川の名がかぶることから開校の遅れを指摘する声もあったくらい、立地にも恵まれている。