(2)家族の夏休みで食事回数が増える

 在宅勤務や週末を家で過ごすとき、自分だけなら「おなかがすいていないから軽めに」「忙しいから簡単に」「もはや食事しなくて良いかも」というように食事回数や量を調整できる人も、夏休みで子どもがいたり、同居している家族が毎食しっかり食べる必要があるとなると、そうはいきませんよね。

 ここで問題になるのは「そんなにおなかがすいていないのに食べる」パターンが続くこと。「普段、忙しくて食べられないだけで、できるならば食べたかった」というのならば良いのですが、「せっかく作ったし」「残すのも嫌だから食べないと」という理由で無理に食べるのはやめておきましょう。「ちょっと残りそうかな?」と思ったら、あらかじめ、箸をつける前に冷蔵もしくは冷凍しておくと、忙しいときやバテ気味なときのお助けストックにもなります。

 子どもがいる場合に気をつけていただきたいのは「ダイエット中だから食べない」というふうに「食べること=太ること」「太ること=よくないこと」というような印象を与える言葉を使うこと。「もうおなかいっぱいだからこれで十分」「まだおなかがすいていないの」などと言い換えましょう。食事量を減らせば一時的には体重は落ちますが、日頃から食べすぎないこと、飲みすぎないことが健康的に体重を維持できる方法です。子どもたちが成長期に必要な栄養をきちんととれるよう、「ごはんを抜けば良い」というダイエット法を学習してしまわないように気をつけましょう。