(4)「暑いからUberEatsに頼んでしまおう」派

 外は暑いし、キッチンに立つのも暑い…となると、このご時世で選択肢が増えたデリバリーに頼りたくなるもの。ただ、ここで「冷蔵庫には何もないけれどお菓子はいっぱいある」という生活をしてしまうと体重増加にはあらがえません。お菓子以外にも、インスタント食品など、気軽に口にできるものはできるだけ家の中に置かないようにしましょう。

 デリバリーの場合、おかわりしたくなっても気軽にできないので、ダイエットをする上でプラスに働くこともあります。暑さで寝苦しくなり睡眠の質が低下すると、食欲を増すホルモンの分泌量も多くなりますから、先手を打って、物理的に「食べたくても食べられない」環境を作ってしまいましょう。

 また、せっかくデリバリーを活用するならば、お肉メインの日、お魚メインの日、そして割高感は否めませんが、サラダメインの日などを設けるのも良いかと思います。お魚メインで手頃なお弁当を探すのはなかなか難しく、揚げ物が多くなりがちですので、ヘルシーなお弁当を見つけたらリスト化していくのもおすすめです。

 そして、涼しくなる夕食くらいは、デリバリーではなく、近場の飲食店にテイクアウトに行ったり、スーパーへ総菜を買いに行ったりするのも良いと思います。配送料分がかからない上に、体を動かすことにもなって一石二鳥。その時間なら、お刺し身などの生鮮食品もお買い得になっているかもしれません。

 全国的に厳しい暑さが続いています。夏場の体重増加に加え、熱中症にもより一層気をつけてお過ごしくださいね。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)