会議参加への期待と
役割を部下に明確に伝える
「会議を充実したものにするためには何が一番のポイントだと考えますか?」というアンケート調査結果では、半数近くの方が、「参加するメンバーの当事者意識」が大事と考えています。ということは、参加意識が最も重要なのです。
部下は、リーダーから会議での役割が何かを明確に伝えられていないから自分には無関係という意識が生まれ、とにかく顏さえ出していればいいという考えになっているのです。つまり参加意識が高まらないのです。そのため、自分の仕事を優先し、全体の会議に参加しないのです。
リーダー「○○さん、今度の金曜日の会議に出席するように。○○さんには、資材課が他部門からどのような協力を得たいのかを聞き出してきてもらいたいんだ。その話をもとに月曜日には課の全員で意見交換をするつもりでいるからね。あなたの報告には期待していますよ」
部下「はい、任せてください」(期待されてる!)。
会議自体の目的・目標は事前に会議案内に記載されていても、「部下の参加の役割」は多くの場合、明確にされていません。
リーダーは、部下へ会議に出席して何の情報を持ち帰ってもらうかを明確にし、その持ち帰った情報がどのように活用されるのかを話しておくことです。すると、部下は、自分の会議の参加の意味と役割がわかります。
また、部下には会議参加への期待を伝えましょう。
リーダーから期待を伝えられることで、自分が必要とされている人だと思うと参加意識がさらに高まるのです。部下のモチベーションアップにもつながります。
会議に参加する部下には、事前に参加の役割を伝え、会議終了後に口頭で報告をうながすように気をつけましょう。