探偵になるには「探偵業の届出」を、探偵業務を開始する日の前日までに公安委員会(警察署経由)にしなければなりません。法人であろうが個人経営やフリーランスであろうが、必ず必要です。

 逆に言えば、前科の有無などといった適性審査はありますが、「探偵業の届出」が受理されれば探偵になれます。探偵学校を卒業したばかりの私は、まだ「探偵業の届出」をしていませんでした。

師匠・レッドスターとの出会い
採用面接は電話3分弱

 そんな時、私が探偵学校に通ってていることを知る友達から、「調査員を探している探偵がいるんだけど、どうかな?」という連絡がありました。

 それも、明日調査に来られる人を探しているというあまりにも急な話で、既に入っていた予定をなんとかずらし、対応できることを友達に伝えたところ、すぐに知らない番号から電話がかかってきました。

 それが、レッドスターと初めて話した瞬間でした。

 私がまだ「探偵業の届出」をしていないことを伝えると、調査員として稼働するには探偵業者との雇用契約が必要とのことで、急きょ電話での面接が始まりました。

 レッドスターから聞かれた内容は、以下のような簡単なものでした。

・身長
・体重
・学生時代のクラブ活動
・運転免許の有無と取得してからの年数
・住所
・犯罪歴