方向音痴世の中にはいくら地図を読もうと、アプリに誘導してもらおうと、道に迷う「方向音痴」の人が多数存在する(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「方向音痴」の人は、地図を見ても、アプリに案内を指示してもらっても、道に迷ってしまう。方向音痴だと、ビジネスシーンにおいても困り事が多い。道に迷う恐れがあるから早めに取引先に向かう、慣れない土地だと無事に着けるか不安になるなど、時間ももったいない上に、心理的なストレスも人一倍だ。そこで「方向音痴を克服する」というテーマの本を著した吉玉サキさんに話を聞いた。(清談社 鶉野珠子)

方向音痴のビジネスマンは
時間を無駄にしている

 初めて訪れる場所へ行くとき、地図アプリに搭載されているナビゲーション機能を使う人は多い。ナビ機能があれば、GPSによって自分が今どこを歩いているのか、そしてどう進めば目的地に着けるのかを案内してくれる。そのため、大抵の人は迷わずにゴールにたどり着けるわけだ。

 しかし、世の中にはいくら地図を読もうと、アプリに誘導してもらおうと、道に迷う「方向音痴」の人が多数存在する。今年5月、『方向音痴って、なおるんですか?』(交通新聞社)というエッセーを上梓したライターでエッセイストの吉玉サキさんも、生粋の方向音痴だ。

「私は5年近く住んでいる自宅の周辺でも、普段と違う道を使うと、通い慣れたお店に行くにも迷ってしまう極度の方向音痴です。北海道出身なのですが、上京してきた頃は首都圏のターミナル駅でも迷いました。今も巨大な駅だと脱出するまでに30分以上かかることもあります」(吉玉さん、以下同)