ただ、アプリを開始したことで、「3日間のアクティブ率」にも手応えを感じている。PC・モバイルのアクティブユーザーは非常に伸びてきており、いずれアクティブ率にも反映されていくのではないだろうか。

 また、1日のユニークユーザー数に関しても、非常に伸びている。これまでPCのユニークユーザー数、横ばい、もしくはやや減少傾向にあったが、過去最高の水準になっている状況だ。

ゲーム志向のSNSとは違う!
『mixiアプリ』はユーザーとの交流手段

―御社は『mixiアプリ』によってゲームにも進出し始めた。では、今後先行してゲームを展開しているグリーやモバゲータウンとの棲み分けはどうしていくのか?

笠原健治

 わりと誤解され易いが、「mixiは日記でコミュニケーションとるサイトだったのに、最近はゲームサイトに変わってしまった」といった言われ方をすることがある。しかし、実質的に“マイミクとのコミュニケーション”という点は変わっていない。

 実際、ユーザー同士のコミュニケーションが図れるゲームほどヒットしている。ユーザー数ナンバー1の『サンシャイン牧場』は、そのゲーム性もさることながら、ユーザーはマイミクの訪問状況を気にしている。これまでにもあった「自分のページに来てくれた」「日記を見てくれたかな」という感覚と変わらないと思う。

 つまり、本質である“人と人がつながって、コミュニケーションをとる”という図式自体は変わっていない。見た目が『日記』か『ゲーム』という違いだけだ。

 他社サービスの事情は完全にはわからないが、サービスとして目指しているところは我々と違うと思っている。弊社はあくまで“コミュニケーションのインフラ”を目指しているが、彼らはゲーム志向がより強いのではないだろうか。

 もう1つ、つながっている人たちが元々の友人・知人なのか、それともバーチャルなのかという点も大きく違っている。我々は『元々の友人』が核だが、モバゲータウンは、はっきりと「『バーチャル』であり、実際に会うことは禁止」と明言している。そういう点においても、棲み分けが十分できていると考えている。

登録制の開始で、
ユーザー数3000万人を目指す

―mixiアプリなどのアプリケーション・機能以外での「ユーザー獲得施策」についてうかがいたい。昨年末に行った「年齢引き下げ」の効果はどれくらいあったのか?

ユーザー年齢を18歳未満利用禁止から15歳未満利用禁止に変えたが、実はその年代のユーザー数は大きくない。15歳~17歳の割合は全体の1.1%と、20万人くらいだ。ユーザー数拡大においては、現段階では年齢層の引き下げによる大きな効果は狙っていない。