7 フェラーリ「ラ・フェラーリ アペルタ」
(570万ユーロ/2016年)

CORTESY DE LA MARCACORTESY DE LA MARCA

 フェラーリ初の市販ハイブリッド車である「ラ・フェラーリ アペルタ」。イタリア語で「開く、開放」の意味を持つ「アペルタ」を名に冠するとおりのオープンボディで、最高出力は963ps、最高速度は時速約350キロに達します。

 全世界209台の限定生産でしたが、日本発表時にはすでに完売。追加で1台がチャリティオークションに出品するために生産されました。2017年9月にはRMサザビーズがイタリアで開催したオークション「Leggenda e Passione」に出品され、830万ユーロ(当時のレートで約11億円)の高値で落札され、大きな話題を呼びました。

8 ブガッティ「ディーヴォ」
(500万ユーロ/2018年)

BUGATTIBUGATTI

 フランスの高級自動車メーカーのブガッティ。「ヴェイロン」「シロン」に続いて誕生したマンモススポーツカーが、この「ディーヴォ」です。

 8.0リッターW型16気筒エンジンで、最高出力は1500ps、最大トルクは1600Nm。時速100キロへの加速は約2.4秒、最高速度は時速約380キロ。ちなみにこのモデル名は、1920年代にイタリアで開催された公道レース、タルガ・フローリオで優勝したドライバー、アルベール・ディーヴォ選手に由来しているとのこと。

 2018年8月、カリフォルニア州で開かれた「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で、40台限定で発表されました。価格は500万ユーロ(当時のレートで約6億5000万円)からと、目が飛び出るほどに高額でした。が、ワールドプレミア時にはすでに完売していました。

9 パガーニ「ウアイラ・イモラ」
(500万ユーロ/2020年)

PAGANIPAGANI

 ロシアのチューニングメーカー・トップカーデザインが特注し、5台のみ限定生産されたパガーニ「ウアイラ・イモラ」。メルセデスAMG製の6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンと、7速シーケンシャル・トランスミッションの組み合わせによって、最高出力827ps、最大トルク約1099Nmにチューニングされました。

 新開発のアクアレッロ・ライト塗装システムの採用により、塗装による重量を約5キロ軽量化。さらに、カーボンファイバーとチタンの組み合わせによるモノコック構造も加わり、その重量はわずか1246キロという軽量化に成功。もちろん、剛性は高められているとのこと。価格は500万ユーロ(当時のレートで約5億9500万円)です。

10 ケーニグゼグ「CCXR トレヴィータ」
(430万ユーロ/2015年)

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 2015年、元プロボクサーのフロイド・メイウェザー氏が購入したことでも話題になったのが、スウェーデンの自動車メーカー、ケーニグゼグの「CCXR トレヴィータ」です。価格は430ユーロ(当時のレートで約5億7000万円)でした。

「トレヴィータ」とは、スウェーデン語で「三つの白色」を意味し、パール状に輝くボディはダイヤモンドをカーボンファイバーに織り込んだ独自技術によるものです。ハードトップは取り外しが可能で、トランクに収納することでロードスターに変身するという変幻自在のモデルです。世界で2台のみの限定生産となりました。

Text by Ryutaro Hayashi
Source /Esquire ES
この翻訳は抄訳です

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