株式レポート

(朝)米国市場は長期金利の低下を受けて景気敏感株に売りが出て下落 日本市場は米国株安で下落か - 市況概況

9月15日 8時0分
マネックス証券
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【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 34,577.57  ▼292.06 (9/14)
NASDAQ: 15,037.76  ▼67.82 (9/14)

1.概況

米国市場はCPIコア指数が市場予想を下回ったことによる長期金利の低下を受けて銀行株などを中心に幅広く景気敏感株に売りが出て下落となりました。37ドル高でスタートしたダウ平均は朝方に120ドル高まで上昇しましたが、買いが続かずまもなくしてマイナスに転じると下げ幅を広げ取引終盤には359ドル安まで下落しました。その後引けにかけてやや持ち直したダウ平均ですが結局292ドル安の34,577ドルで取引を終え反落となっています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も67ポイント安の15,037ポイントと5日続落となっています。

2.経済指標等

8月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.3%上昇と7月の5.4%上昇から伸びが鈍化し市場予想と一致しました。また、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比4.0%上昇に止まり市場予想を下回っています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は11業種全てが下げました。そのなかでもエネルギーと金融、資本財・サービス、素材が1%を超える下落となっています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中27銘柄が下げ、ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)とキャタピラー(CAT)、シェブロン(CVX)が2%近く下落しました。一方でマイクロソフト(MSFT)が1%近く上昇し、セールスフォース・ドットコム(CRM)とコカ・コーラ(KO)も小幅に上げています。ダウ平均構成銘柄以外では、長期金利の低下を受けて銀行株が安く、バンク・オブ・アメリカ(BAC)とシティーグループ(C)が2%を超える下落となっています。また、IT大手のオラクル(ORCL)が決算で売上高が市場予想に届かなかったことなどで3%近く下げています。

5.為替・金利等

長期金利はCPIコア指数が市場予想を下回ったことで0.04%低い1.28%となりました。ドル円は109円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は節目の30,500円を割り込みそうですが、朝方の売り一巡後に下げ渋り底堅さをみせるかがポイントとなりそうです。また、本日は日本時間の11時に中国で8月の鉱工業生産や小売売上高など数多くの経済指標が発表される予定で注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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