つまり政治家としての能力が凝縮して求められるこのポジションを牧島氏がやってきているということは、すなわち大臣としても即戦力であると判断されたのでしょう。事実、彼女をよく知る人たちの間でも、今回の抜てきについて文句は出ていません。

 デジタル分野については平井卓也前担当大臣の右腕として10年近く務めているので、今回担務のデジタル分野についても十分に能力を発揮することでしょう。

■小林鷹之氏

 開成高校(バスケ部キャプテン)から東大法学部(ボート部主将)を経て財務省に入省。ハーバード大学大学院に留学もしているスーパーエリート。さらに身長186センチの爽やかイケメンです。

 ここまでくると読者の皆様は「きっとひん曲がった性格なんだろうよ」と思い、華やかな経歴の裏に潜む彼のドロドロしたものを期待すると思うのですが、それさえも大きく裏切る性格の良さが彼には備わっています。

 人の悪口を決して言わないし、いつも笑顔で、さらには子煩悩で、娘の話をよくする良き父でもあるのです。おまけに選挙も強くて、カラオケもうまい。

 欠点を強いて言うなら、ほんの少しだけ内股ということぐらいでしょうか。とはいえ、内股なのはバスケット時代のシュートの癖だというから欠点ともいえなさそうですが…。

 仕事についての評価は言わずもがななので、小林氏についてのコメントはこれくらいにしておきます。

■堀内詔子氏

 報道でご存じの方も多いかと思いますのが、まさに華麗なる一族の生まれで、少し会話をするだけで育ちの良さが伝わってくる人物です。幼稚園から大学まで学習院という「お嬢様育ち」で、まさに歩く気品だと誰もが感じることでしょう。ご主人はあの富士急行の社長です。

 筆者が堀内氏と初めて会ったのは自民党のネット番組でした。筆者が司会をしたときにゲストで来てくれました。当時はお互い新人議員でしたので、前職について聞いたところ、「フジヤマミュージアム」の館長をしていたとのことでした。そして、富士山について熱弁されていた姿を見てその誠実さがひしひしと伝わってきました。