NTTドコモの元採用担当で
ワクチン接種推進で活躍した小林史明氏

 これまた筆者と当選同期のイケメン・小林氏(同期に小林はもう一人イケメンの小林鷹之もいるのでお間違えないよう)。

 実は彼とは議員になる前からのご縁がありました。筆者は議員になる前は人材会社を経営しており、大学生の就職支援をしていました。よくある就活フェアのようなものを主催していたのですが、そこへNTTドコモの採用担当として表れたイケメン人事がいました。彼はまだ人事担当になったばかりで、そのフェアで初めてドコモの会社説明をしたそうなのです。

 終わった後に「あー、緊張したー!」と爽やかに安堵(あんど)の気持ちを吐露していた姿を覚えていますが、その人事担当者が小林史明氏だったのです。まさか国会で再会するとは思っていませんでした。

 小林氏とは社会に対する問題意識が共通していることもあり、よく勉強会では一緒になりました。経済政策(特にスタートアップ分野)、デジタル政策、そして若者の雇用やキャリアについての問題意識です。

 キャリア教育推進議員連盟なるものを立ち上げた際には彼と一緒に文科省、経産省、厚労省(と内閣府)との意見交換の場を持ち、省庁間連携をしっかりと取るようにと意見したことを覚えています。

 デジタル領域でも彼は自民党内随一といっても過言ではない政策通で、これからの岸田政権においても彼は大きな力を発揮することでしょう。河野前大臣がコロナワクチンを推進するときにその右腕となって力強く前進させたのは小林氏の働きが大きかったと漏れ聞いています。

 木原、村井、小林氏は、岸田首相誕生の最大の功労者といってもよい活躍をしましたし、岸田氏が全幅の信頼を置いている3人です。3者に共通する能力の高さと、情の深さこそが岸田政権の政治姿勢を表すと思います。

 岸田氏が彼ら若手の声をしっかりと聞けるなら、日本は若返り、生まれ変わるだろうと期待しています。

(元衆議院議員 宮崎謙介)