来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(10/18〜22)の日経平均株価の予想レンジは、
2万8500~2万9500円! 選挙期間は株価が上がる傾
向も、海外の経済指標や決算の影響で上値は限定的か

2021年10月15日公開(2021年10月15日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は上昇! 一時は下落するも、
米国のハイテク株高や政策期待の高まりから2万9000円を回復

 今週(10月11日〜15日)の日経平均株価は上昇しました。

 岸田首相が10月10日、金融所得課税の強化について「当面は触ることは考えていない」との考えを明らかにしたことが材料視され、週明け11日の日経平均株価は上昇して一時2万8500円を回復しました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 しかし、10月12日の米国市場では、下院が債務上限引き上げ法案を可決したことでデフォルト(債務不履行)が当面回避されるとの見方が安心感に繋がったものの、原油など商品市況の上昇を背景とした金利の先高観が根強く、インフレ警戒から株が売られる場面が見られました。さらに、12日にIMFが世界の経済成長率を下方修正したことで、13日の日経平均株価は下落し、一時2万8000円を下回りましたが、そのまま売り込まれる流れにはならず、2万8000円水準での底堅さが意識されました。

 その後、米国でインフレ警戒が和らぎ、長期金利が低下してハイテク株が買われたことで、東京市場においてもハイテク株への出直りが目立ちました。また、10月14日の衆院解散によって改めて政策期待が高まる格好となり、15日には2万9000円を回復して2万9068.63円で今週の相場を終えました

来週の日経平均株価は、今週に引き続き堅調に推移!
経済改革を意識した海外勢からの資金流入に期待しよう

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万8500円 ~ 2万9500円

 
 来週(10月18日〜22日)の日経平均株価は、今週に引き続き堅調な相場展開が見込まれます。

 日経平均株価は10月14日、15日の続伸により、上値抵抗線として意識されていた75日移動平均線を明確に突破しました。これにより、次のターゲットとして25日移動平均線が位置する2万9300円辺りが意識されてきます

 また、10月14日の衆議院解散で、改めて政策期待が高まっています。過去の衆議院解散時においても選挙期間中は日経平均株価が上昇していたこともあり、政治改革を意識した海外勢による資金流入への期待が高まりやすいでしょう

 ただし来週は、米国で300社以上の決算発表があるほか、中国の7-9月GDPや米国や欧州のGDPの発表を控えています。決算内容や経済指標の結果に需給状況が影響されやすく、積極的に上値を買い上がる動きは期待しづらい面もあります。

 とはいえ、政策期待から押し目買いの意欲は強く、物色の流れとしては政策に絡んだテーマ性のある銘柄が人気化しやすいでしょう

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
光陽社が+83.04%で値上がり率トップ!

 今週の値上がり率ランキングの1位は光陽社(7946)でした。薄商いのなか、個人株主の植島幹九郎氏の保有比率が増加したことが材料視され、ストップ高を交えての上昇となりました。同様に植島幹九郎氏の保有比率が増加しているニッチツ(7021)も、足元で強い値動きを見せています。

 値上がり率2位はグローバルウェイ(3936)。10月12日の取引終了後に「11月3日を基準日として1株につき3株の割合で分割する」と発表しており、これを手掛かりにストップ高を交えての上昇となりました。

 値上がり率3位のリベロ(9245)は9月28日のIPO(新規上場)以降、売りに押される状況が続いていましたが、今週は一転し、ストップ高を交えての上昇を見せて上場来高値を更新しました。国内証券による強気レーティングを手掛りとした物色のようです。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位のEnjin(7370)は、10月13日の取引終了後に第1四半期の決算を発表したものの、サプライズ感のある内容ではなかったことから換金売りの動きが強まったようです。

 値下がり率2位は海帆(3133)でした。8月31日に株主優待制度を一時休止すると発表したことで9月1日に急落し、その後もじりじりと売りが続いているようです。チャート形状を見てもほぼ陰線であり、押し目買いも入りづらい需給状況でしょう。
【※関連記事はこちら!】
海帆(3133)、株主優待を休止! 新型コロナの影響で運営する外食チェーン店が時短営業や休業を余儀なくされ、食事券やおこめ券を贈呈していた優待を休止に

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +83.04 光陽社(東2・7946)
2 +64.14 グローバルウェイ(マザ・3936)
3 +60.22 リベロ(マザ・9245)
4 +36.36 アスコット(JQ・3264)
5 +32.67 リビングプラットフォーム(マザ・7091)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −23.77 Enjin(マザ・7370)
2 −22.71 海帆(マザ・3133)
3 −21.28 テラ(JQ・2191)
4 −21.02 WACUL(マザ・4173)
5 −19.44 ムラキ(JQ・7477)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 524,612,500 音通(東2・7647)
2 246,510,900 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
3 217,667,800 アジア開発キャピタル(東2・9318)
4 207,247,700 ランド(東1・8918)
5 157,672,300 三菱自動車工業(東2・7211)

【来週の主要イベント】
中国の7-9月GDP、ベージュブック、米国とドイツのPMI、
さらにネットフリックスやテスラの決算などに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<10月18日(月)>
中7-9月期四半期国内総生産(GDP)
◆中9月小売売上高
◆米9月鉱工業生産
◆米10月NAHB住宅市場指数
◆米決算発表:テラダイン(TER)

<10月19日(火)>
◆米9月住宅着工件数
◆米9月建設許可件数
◆米決算発表:ラムリサーチ(LRCX)ネットフリックス(NFLX)

<10月20日(水)>
◆9月貿易統計
◆独9月生産者物価指数(PPI)
◆南ア9月消費者物価指数(CPI)
米地区連銀経済報告(ベージュブック) 
◆米決算発表:インテグリス(ENTG)IBM(IBM)テスラ(TSLA)

<10月21日(木)>
◆決算発表:ディスコ(6146)KOA(6999)
◆米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
◆米9月景気先行指標総合指数
◆米9月中古住宅販売件数
◆米決算発表:インテル(INTC)

<10月22日(金)>
◆9月全国消費者物価指数(CPI)
◆決算発表:中外製薬(4519)沖縄セルラー電話(9436)
独10月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
独10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
米10月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
米10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値

【来週の注目銘柄】
「FRONTEO」「サーキュレーション」
「トレックス・セミコンダクター」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

FRONTEO(2021年10月15日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 マザ・2158 1954円 105.7倍 15.59倍
新型AIによるサプライチェーン解析サービスの提供を開始
独自開発の人工知能「KIBIT(キビット)」と、ヘルスケア領域に特化して医療や研究の発展に貢献する人工知能「ConceptEncoder(コンセプトエンコーダー)」を使ったビジネスを展開。さらに、第3のAIとなる「LooCA Crossルーカクロス」(商標出願中)を開発。10月には、この新型AIを活用した世界初のサプライチェーン解析サービスの提供を開始しました。株価は、9月17日につけた高値2093円をピークに調整が続いていましたが、足元でリバウンドの動きを見せており、さらなる高値が期待できる展開となっています。
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サーキュレーション(2021年10月15日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 マザ・7379 3460円 86.6倍 13.79倍
経営課題の解決を支援する「プロシェアリングコンサルティング」を提供
プロ人材を活用した経営課題解決支援サービス「プロシェアリングコンサルティング」などを提供しています。最近ではDXに詳しいプロ人材のニーズが強く、特に CTO(最高技術責任者)を任せられる人材は引く手あまたのようです。サーキュレーションには、Web・インターネット業界のテック領域において日本で知名度の高い人材も登録しているとのことです。株価は、3000円辺りでの“底固め”からリバウンドの動きを見せており、10月12日にはマドを空けての上昇で25日移動平均線を突破しました。この25日移動平均線を下値支持線としたさらなる上昇に期待したいところです。
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トレックス・セミコンダクター(2021年10月15日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東1・6616 2529円 15.8倍 1.38倍
次世代型のパワー半導体の開発に取り組む
省エネ、省電力に貢献するパワー半導体の需要が拡大するなか、従来から使われているシリコンに加え、より物質特性に優れる炭化ケイ素や酸化ガリウムなどのウエハーを使った次世代型のパワー半導体の開発に取り組んでいます。ターゲット市場は、車載機器や産業機器向けとのことです。株価は、8月16日の高値3035円と9月27日の高値3045円で“2点天井”を形成した後、下落が続いていましたが、10月15日になってようやくリバウンドを見せてきました。調整一巡からの上昇を想定しています。
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「GaNパワー半導体」関連銘柄は、省エネ&CO2削減に欠かせない“国策テーマ株“! 半導体市場で日本企業がシェアを拡大するカギとなる「次世代半導体」に注目!
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