【必読ポイント!】
◆今日からすぐに真似したくなる「書き方のコツ」
◇人を惹きつけるテーマを選ぶ

 バズる記事の多くは「多くの人を惹きつけるテーマ」を選んでいる。テーマ選びにも、季節や時流に応じた「型」がある。

 本書が紹介するバズるテーマ10選の1つは、「季節の話題」だ。季節の生活に密着した話題を、その“少し前の”タイミングを狙って発信する。読者がその季節に向けて情報収集をしている時期に公開でき、共感を集めることができれば、バズりやすくなる。

 ネット民が大好きな「格安」「お得」情報も狙い目だ。特に企業の広報担当者やショップを営んでいる場合には、お得情報を定期的に発信することで、お客様を増やすことができる。セールやキャンペーンを始める少し前のタイミングで、予告の記事を出すとよい。

 世間で話題になっているキーワードに絡めた記事を書くことも、バズるために重要だ。瞬間的にバズっているキーワードは、「Yahoo!リアルタイム検索」というアプリで、Twitter上のツイートをまとめて検索すると見つけやすい。トレンドワードと一緒に画像が表示され、様々な旬の情報を得ることができる。中長期的にバズるキーワードは、ニュースサイトを研究することで見つけることができる。人気の記事のランキングをのぞいてみて、同じワードが並んでいたら、それが今バズっているワードだ。

◇読者の心をつかむ書き出し文

 テーマは違えど、バズる記事には「書き出し文」や「書き方」などに共通するルールがある。このルールを知っていれば、読者の反応は大きく変わる。

 まずは書き出しの文章で、読者の心をつかまなければ、その先は読んでもらえない。1文目は大きく分けて3パターンだ。

 1つ目は、読者に問いかける方法だ。「~をご存知ですか」と直接問いかけたり、少し読者をあおる調子で「まだ~をやっているんですか」という表現を使ったりする。

 2パターン目は、「~ですよね」と読者の気持ちを代弁するテクニックだ。読者の心に寄り添い、読者に「私のことをわかってくれている!」と思ってもらえれば、記事を読み進めてもらうことができる。問いかけも共感する文章も、書いた後はすぐに明確な答えを打ち出すようにしよう。