ラグビー日本代表メンタルコーチが教える、挫折しないエクササイズの秘訣2019年10月20日、ラグビーW杯準々決勝にて、ベスト8が決定した試合後の記念の一枚。後列左から6番目がガルブレイス氏 Photo:AP/アフロ
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 毎日のエクササイズは、心を強くします。どんなトレーニングでも毎日続ければ、自分に自信が持てるようになります。忍耐力UPも含めてメンタルに良い影響が多くあります。適度なプレッシャーは、メンタルを鍛えるのにとても役立ちます。

 たとえ軽度なエクササイズでも、新しいことに挑戦すると、プレッシャーを感じて不快な精神状態に陥ります。脳は「安全・安定」を求める傾向が強いので、不安定な状況を無意識に避けようとします。あなたが朝、筋トレをしようかどうかためらっているとします。するとこんな心の声が聞こえることはありませんか。「無理しなくてもいいんじゃない」「いまはあんまり時間がないよ」と。

 エクササイズが長続きしないと悩んでいる人は、まず脳が挑戦したがらない、言い訳ばかりでつらいことをやりたがらない、というクセがあることを知ってください。そのうえで具体的な目標を強く頭に浮かべて、勇気を持って挑戦してください。

自分を「よくやった」と
ほめることも大事

 トレーニングのハードさに関係なく、挑戦し続けることは難しいことなのです。もし継続できれば、プライドが生まれます。達成感がプライドを育みます。プライドが増せば、やる気が出ます。毎日が楽しくなるでしょう。もっとエクササイズをやろうという気持ちになるでしょう。この好循環が続けば、ありのままの自分を認められるようになります。

 私も毎朝5時半に起きて、エクササイズを続けています。私はそれを肉体苦痛と呼んでいますが……。あと、冬でも朝に冷たいシャワーを浴びるようにもしています。人生は楽なことなどないとカラダに覚えさせるためです。

 ただしこれをずっとは続けません。1週間のうちあらかじめ決めた1日は、朝6時半か7時に起きますし、温かいシャワーも浴びます。休息も大事です。自分をよくやったと褒めることも大事です。あまりストイックにやりすぎないことが長続きするコツです。とはいえ、私は1日以上休息を取りません。休みが多いと、メンタルが戻るのに時間がかかるからです。

(取材・文/坂間亮弘)