3位は日本駐車場開発で344.4万円
4位は関通で339.8万円

 3位は日本駐車場開発で 、1991年に創業された駐車場に関する総合コンサルティングを手掛ける企業だ。平均年収は344.4万円、平均年齢は30.8歳。同社は駐車場の他にスキー場やテーマパークなども運営・営業しているものの、緊急事態宣言により営業停止や自主休業が続き、20年7月期は減収減益だった。

 4位は配送センター業務の代行サービスを展開している関通で、349.2万円。同社は昨年のランキングでも2位にランクインしていて、平均年収は339.8万円だったが、9.4万円アップした。同社は、主なサービスがEC・通販物流支援サービスだったため、コロナ禍でインターネット通販の拡大という追い風を受けて、21年2月期は増収増益を果たしている。

 5位は総合ビルメンテナンス業などのビケンテクノで、368.4万円。平均年齢は52.3歳であった。今回のランキングに入っている企業の中でも、平均年齢が最も高く、50代の企業は同社だけだった。

 なお、今回、平均年収が450万円未満の企業は31社あった。最後に、この31社について業種別の傾向を確認しておこう。

 業種別に集計すると、最も多かったのは「サービス」で12社だった。平均年齢も比較的若く、12社中7社が30代である。次いで、「小売業」が3社だった。さらに、「その他製品」、「倉庫・運輸」、「繊維製品」、「機械」、「金属製品」、「情報・通信」の6業種が2社ずつあり、いずれも平均年齢が45歳未満であった。詳しくはランキングを確認してみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)