シボレー「ボルトEV」|
2017年~

シボレー,ボルトEVMICHAEL SIMARI / Car and Driver

 電気自動車が本格的に普及し始めたのは、シボレーが2017年に「ボルトEV」の発売を開始してからのこと。特徴的な小型ハッチバックの1台ですが、あらゆる要素を備えていました。実用性に優れ、装備が充実しており、乗り心地も素晴らしく、そしてなにより重要なのは、1回の充電で238マイル(約383キロ)という、EPA(米国環境保護庁)認定の航続距離を実現したことです。

 テスラ「モデルS」も同様の距離を達成してはいましたが、価格差は倍以上します。潜在的な一般ドライバーにとって、内燃機関車に取って代わる走行性能を備えた、手頃なEVとしてシボレーが認められたのです。

テスラ「モデル3」|
2017年~現在

テスラ,モデル3MICHAEL SIMARI / Car and Driver

 シボレー「ボルトEV」に先行を許しはしたものの、テスラ「モデル3」は、そのルックスの良さと高い性能を武器として、電気自動車市場における販売力とブランド価値の浸透を加速させています。

 アメリカでの電気自動車の主流と言えば、依然シボレー「ボルトEV」でしたが、この「モデル3」の登場によってテスラは、ついに大量生産の自動車メーカーの仲間入りを果たしたのでした。そして、世界に名だたる自動車メーカーと肩を並べることとなったのです。

Text by Drew Dorian and Ryutaro Hayashi
Source / CAR AND DRIVER
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

電気自動車界に爪痕を残した「14台の名・珍EV」、 なんと1899年のモデルも!