「言いたいこと」がわからない
女性のなかの「困ったちゃん」たち

 「『だから何が言いたいわけ?』と聞き返したくなることが、けっこう多いんですよ」。教育関連企業で女性部下を数多く抱える管理職はこうこぼす。

 「先日も新しいシステムを導入したところだったので、担当の女性に『どう、うまく回っている?』と聞いたんです。するとシステムを導入の際はいろいろ大変だった、というようなことをすごい勢いで訴え始めた。準備のために段取りを組まなければならなかったし、他部署と連携する際にトラブルも起きて、おかげで仕事に遅れが出てしまって……云々といった調子。『で、今はどうなの?』と聞き直したら『今はまったく問題ありません』と。なんで先にそれを言わないんだろ?」

 この管理職のように、女性のコミュニケーションに違和感を感じている男性は、少なくないようだ。それはだいたい次のようなものだ。

■その1:なかなか本題に入らない
 経緯ばかりを長々と話し、結論がよくわからない。

例)「最初にこの案がいいと思ったんですけどぉ、やっぱり時間がかかりすぎるのでよくないということになってぇ。で、こちらの案を検討したんですけどぉ、こっちもやっぱりコスト面で問題があってぇ。ところが、次の案もいまいちなんですよぅ……」

■その2:話が遠回しすぎ
 周りの人を慮るあまり、婉曲な言い回しをする。何を主張したいのか不明。

例)「新人のAさんはとても優秀でよくやっています。でも、なかなかミスが減らないので困っておりまして……。これもワタクシの指導不足ですね。もっと頑張りますです、ハイ」

■その3:自信がなさそう
 自分のキャリアや能力を控えめに表現するので、「やる気そのものがないのか?」と思ってしまう。

例)「この分野についてはまだまだ未経験でございまして、はっきり言いましてよくわからないことが多いのですが、そんな私でよろしければお手伝いいたします」

■その4:低姿勢で意見を言う
 自分の主張を否定するような言い方をするため、こちらもつい聞き流してしまう。

例)「あのう、すみません。今思いついたんですが。とてもつまらないことなんですけど……こんな案はダメでしょうか?」

■その5:感情と意見をごっちゃにする
 感じたことをそのままぶつけてくるだけで、具体的にどうしてほしいのかがわからない。

例)「今の仕事って、はっきり言っていっぱいいっぱい。なんかもう、やってらんないって感じぃ~」