2022年に創立50周年を迎える日税グループ。経営理念は「税理士とその関与先のために」。全国の税理士協同組合と提携し、税理士と中小企業を支えるため、付加価値の高いサービスを提供するプラットフォームを構築。税理士業界との信頼関係を基盤に成長を続けている。
日税ビジネスサービス
吉田雅俊 会長 兼 社長CEO
吉田雅俊 会長 兼 社長CEO
日税グループは「税理士とその関与先のために」を経営理念に、税理士業界一筋に事業を成長させてきた。その歴史は、1972年、団体保険制度の普及促進を担う「日税サービス」の設立に始まる。
「当グループの創業者が、経営者向けの新しい保険を開発したのがきっかけでした。生保と損保をセットにした定期保険で、保険料をリーズナブルに抑えつつ保障額を1億円の大台に載せ、口座振替による保険料集金までを可能にした、当時としては画期的な保険商品でした」
そう説明するのは日税グループ各社のCEOでグループ代表の吉田雅俊氏だ。
中小企業の多くは税理士の関与先となっている。そこで、関与先企業が加入できる保険を扱うため、1972年に「東税協共栄会」が誕生。その専属事務代行社となったのが、日税サービスだ。東京でその事業が成功したため、各地の税理士協同組合と組む形での保険ビジネスが全国に拡がっていった。
「日本の企業は99・7%が中小企業であり※※、労働力人口の約8割を占めています。私たちは、全国の税理士さんと、その関与先である中小企業を対象に、保険をはじめとする、さまざまなビジネスを展開しています。中小企業の数は極めて多いですが、税理士さんの関与先ということで、不特定ではない“特定多数”の中小企業を相手に事業を行うことができるのは、まさに日税グループの最大の特徴といえます」
※「関与先」とは税理士が担当する顧問先など
※※2016年経済センサス活動調査による