民主党政権時の
幹部は一掃すべきだ

 そして、二つ目は人事です。前述した民主党政権の失敗にもつながるのですが、世間的に失政とみなされていた当時の幹部は一掃すべきです。

 代表の顔がせっかく変わったのに、そこにしれっと枝野幸男氏や、福山哲郎氏や、蓮舫氏がいたら……。なんだかガッカリするのは、私だけではないはずです。

 特に蓮舫氏なんかはこれまで思う存分、まるで脊髄反射のように政権批判を繰り返してきたのでもう満足でしょう。そのパートナーのように見えていた辻元清美氏も落選して今は議場にいませんので、遠慮することはないと思います。

 どうか、新しい代表の下、新しい顔の執行部で固めていただき布陣を組んでいただきたいです。

 ただ、現状を見る限り、代表選に立候補した他の3名を順番に党の要職につけたことや、執行部の半分は女性にすることでジェンダーフリーをアピールするという発言などは、いささか「浅さ」が出ているように感じました(執行部に女性を増やしたことなどあえて口に出すことではなく、当たり前に粛々と実行すればよいだけです)。

 いずれにせよ、旧民主党政権の遺産からの決別に踏み切ることができれば、多くの国民から賛同を得ることができるでしょう。