“新型EVのアリア”も高い再現度を誇る

1階の展示ルーム1階の展示ルーム。展示車両にはどれだけ近づいても構わないのも、バーチャルギャラリーの魅力。

 メタバース上の建物はデザインや縮尺など実際のギャラリーを完全に再現、入り口横のショーケースまで現実通りに備わっている。

 1階には日産の新型EV、アリアを2台展示。仮想世界では現実同様に自由に移動できるため、クルマの周りを歩きながら眺めることができる。壁に設置された大型スクリーンでは、日産の紹介映像が流れているが、任意の動画を再生することも可能だ。

2階の広々としたイベントスペース2階へ上がってすぐの広々としたイベントスペース。メディア向け発表会はプレゼンの会場として使われていた。

 2階は大人数を収容可能なイベントスペースに加え、1階に展示されていたものとボディカラーの異なるアリアを展示。カフェも併設されており、日産車のデザインが描かれたラテアートを飲み(?)ながらコミュニュケーションを楽しむことができるスペースとなっている。

2階に併設されているカフェ2階に併設されているカフェ。デザインは現実のカフェを細部まで踏襲している。
カフェの様子
カフェで提供される“飲み物”カフェで提供される、リーフや新型アリアなどのラテアートが描かれた“飲み物”

 ちなみにメディア向け発表会では、3Dアバター(仮想世界上の自分のキャラクター)で再現された星野朝子副社長が登場、「今後、メタバース上を情報発信の場にしていきたい」とコメント。こちらの日産クロッシングは、新車発表や講演などが行われる場として利用されるという。また、年内にはその第一弾として、地球温暖化について考えるツアーも予定されている。

 なお、ソーシャルVRサービス「VRChat」上に公開された日産クロッシングは、ウィンドウズパソコンからであればVR機器を持っていなくても無料でアクセスが可能となっている。

編集・文/iconic

日産自動車が銀座のギャラリーを「VRChat」の仮想世界にも広げる狙い