新型コロナの第6波は来るか

 新型コロナの変異株であるオミクロン株が、感染力が高いということで警戒されている。日本でも、感染が拡大を始めれば、一気に第6波となることが懸念されている。

 日本では、これまでも欧米に比べて感染者数が少なかったにもかかわらず、経済の落ち込み幅は欧米並みであった。したがって、第6波の影響も大きなものとなりかねない。

 もっとも、オミクロン株については楽観的な人も多いようだ。感染力は強いが、重症化リスクや死亡リスクは高くないので、それほど恐れる必要はない、というのだ。

 中には「感染力が強いので、世界中の人がオミクロン株に感染すれば、全ての人が抗体を持つようになり、新型コロナは収束するだろう。その間の重症者や死者は少ないはずだ」という人もいるようだ。

 もちろん、そうならないことも十分あり得る。それに、新たな変異株が登場する可能性もあろうから、楽観は禁物だが、新型コロナに関しては過度な懸念は持たなくても良さそうだ。