テスラ、マクラーレン、メルセデス・ベンツ…
テスラがメルセデス・ベンツの内装部品やスイッチなどを大量に借用したのみならず、マクラーレンも小型ミッドシップのスーパーカー「570S」にメルセデス・ベンツ「Eクラス」のウィンドウモーターを採用しています。
ドイツの自動車部品メーカーのブローゼ社が製造するウィンドウモーター「No. 934531-102」ですが、まずは2010年式メルセデス・ベンツ「Eクラス」に初搭載され、その後マクラーレンの車両にも使用されるようになりました。「570S」のドアパネルを外した経験のある人がもしもいるのであれば、ブローゼのブランドネームと並んでメルセデス・ベンツのロゴが刻まれたモーターカバーがそこにあるのを、ご覧になったかもしれません。
このウィンドウモーターですがメルセデスAMG「GT-R」を始め、さまざまなモデルに搭載されている人気製品となっています。
またテスラ「モデルX」には、マクラーレン用に設計されたパーツが一部流用されていることも判明しています。「モデルX」と言えば、あの奇抜なファルコンウィング式の後部座席用ドアのインパクトも強いですが、実はフロントドアにも先進的なソフトクローズドア(半ドアの状態から電動で閉まるメカニズム)が装備されています。
これは、イギリス・ロンドンのハイテク部品メーカーのシュバリエ・テクノロジー社製の電動ラッチ式のドアですが、マクラーレン「MP4-12C」の初期モデルに採用されていたメカニズムの流用です。これは、他のマクラーレンのラインナップにも同様に用いられています。