古来、龍神の力を借りた多くの先人たちが願望を成就させ、成功を手にしてきました。
だが、数ある神の中で、なぜ龍神だったのか。その理由は、龍神の持つ神としての特性にあります。
幼少期より龍をはじめとする見えない世界の存在たちの声を聞くことができ、延べ1万社以上の神社を参拝してきたスペシャリストが、龍神の力を借りて運を上げ、どんな望みも実現する方法を紹介した『龍神とつながる強運人生』より一部を抜粋、再構成して紹介します。

【強運な人は知っている】なぜ、人が祈ることで、幸運の循環システムが生まれると言えるのか?Photo: Adobe Stock

人は祈ることで成功に近づける

【強運な人は知っている】なぜ、人が祈ることで、幸運の循環システムが生まれると言えるのか? 大杉日香理(おおすぎ・ひかり)
著書累計発行部数30万部を超えるベストセラー作家
事業開始10年間で参拝した神社は、延べ1万社。経営者に向けて、歴史を基盤とした教養セミナーとして神社の捉え方を切り口とした神旅®(かみたび)をマンツーマンで行なっている。政治家に向けても、選挙事務所の神棚の設え方セミナーを衆議院会館にて開催。行政向けの講演活動、作家としても活動しながら、神社を入り口とした地域おこしにも力を入れ、神田明神との共同事業も開催している。

祈りを日々の習慣にすると、よいことがあります。

龍神や神様という無形の存在を受け入れる態勢ができるので、目に見えないもの、たとえば人との縁や情報などの価値をはっきり意識できるようになるのです。

すると、物質空間ではなく情報空間に意識が行くようになり、同時に、物事の本質に目が向くようになります。また、起きた出来事や状況を抽象化して考えるのも得意になります。

本質的な部分に目が向くようになると、同じ視座にいる人たちが周囲に集まってきて、ますます世界の捉え方が変わり、視野も広がります。

祈りを届ける秘訣は、一歩先の目的、つまり、どんな力を発揮して人や社会に貢献したいのかをはっきりさせることです。すると、願いは何倍も実現しやすくなります。

「社会のため」といっても、身近なところからでいいのです。家族のため、ビジネスの業績を上げるため、社員のためでもかまいません。もちろん、自分自身も入れて大丈夫です。でも、「自分だけ」しか入っていないと、龍神には響きません。

人間の脳には、誰かのために祈ったり何かをしたりする時に幸福感や充実感を感じる性質があります。まだ研究途上の見解ではありますが、人や社会のために役立つことでセロトニンなどの幸福を感じるホルモンが分泌され、自分自身が幸せになれるといわれています。確かに、誰かの役に立ったり人助けができたりすると、私たちはうれしい気持ちになりますね。

脳は「時間」と「主語」を特定できないともいいます。人が幸福になるのを見れば、自分自身も最終的に幸せを感じる性質があるのです。

誰かのため何かのために祈り、動いていると「自分は社会に貢献できる」「人を幸せにできる」という世界観に変わっていきます。

そう思えれば思えるほど、心に余裕が生まれてさらに幸福感が増し、人のために行動したくなるという幸福の循環が起きていきます。すると、「もっとできることがあるはずだ」「自分も人の役に立てるかもしれない」と感じられ、さらに意欲的になり、結果を出していけるのです。

無神論者だったJさんは、それまで自分の直感だけを信じて会社を経営し、発展させてきました。しかし、縁あって神社参拝して以来、龍神や神様に手を合わせるようになったのですが、お祈りする際には周囲の人たちのビジネスの発展のご祈念も欠かさないそうです。そのおかげなのか、Jさんの事業はますます発展し、新規事業の展開も始まって、子会社の決算書もすべて利益増となるに至り、ついにグループでの売上が30億を超えたそうです。

まさに、一歩先の目的を祈った好例です。