ドン・キホーテのPB商品が売れるワケ、長すぎる商品名のこだわりとはPhoto:PIXTA

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都/吉田直樹社長)傘下でディスカウントストアを営むドン・キホーテ(同)。同社のオリジナル商品の中核となるのが、プライベートブランド(PB)「情熱価格」だ。2021年には大規模なリニューアルを実施し、売上を着実に伸ばしている。同社の商品開発の手法に迫る。

ミックスナッツの売上が
年間で7億円超に

「情熱価格」が誕生したのは09年。そこから12年目に入った21年2月、ドン・キホーテは「情熱価格」をリニューアルした。「お客さまのために!と安さを追い求めた結果、気づけばドンキらしからぬ、どこにでもありそうな商品ばかりを量産しておりました」との猛省の弁とともに、今後は品質や安さに加え、思わず手に取りたくなる「驚きのニュース」がない商品は発売しないと宣言した。

「驚きのニュース」とは、商品が持つ際立った魅力やお買い得感を意味する。さらに、「情熱価格」の商品の中でも、とくに「驚きのニュース」性が高く、強いお買い得感がある商品は「ありえ値ぇ!情熱価格」と名付けた。このシリーズの1つである「刻まれたたまねぎがドバドバ出てくるかのようなゆず果汁入りオニぽん酢」は、注ぐときに均一に刻みタマネギが出てくるよう、沈殿しないように工夫した商品だ。さらに、1000mlの大容量で推奨売価398円(以下、税抜)と割安感もある。