今回発表となったジープのEVと「ラムEV」は、この「デア・フォアード2030」戦略の先鋒を担うものとなります。この計画自体はすでに以前から発表されていましたが、今回明かされたジープ初のEVモデルのティーザーに、会場からは驚きの声が漏れたことを付け加えておきます。

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 さて、気になるそのジープの新型EVですが、その外観は現行のジープ「コンパス」を思わせるデザインです。しかしモデル名については、公表されていません。確かなのは、すでに投入が決まっている「ラングラーEV」よりも1年早く市場に姿を現すことになるという点のみ。ステランティスによるとその新型EVは、2023年早々にも販売が開始されるものとしています。

「ラングラーEV」の米国販売は、2024年が予定されています。そして、そこで同時投入される予定なのがマッスルカーの代名詞であるダッジ(Dodge)のEVです。さらに同2024年の内に、ジープのEVがさらにもう一台お目見えする予定とされています。

 実は、話はこれで終わりではありません。

 待望される「ラムEV」の詳細な情報についても、タバレスCEOは明かしています。電気トラックの開発については他社に若干の遅れを取っている感のあるステランティスですが、その遅れを取り戻す計画があるというのです。