(2)「○○の××」型タイトル

「○○の××」という形のタイトル。「○○」と「××」は、いちご大福のように化学反応がある場合と、普通の組み合わせの場合があります。

(ヒットドラマの例) ⇒ 『101回目のプロポーズ』『ランチの女王』『女王の教室』『最高の離婚』『二十歳の約束』『1リットルの涙』『魔女の条件』『29歳のクリスマス』『王様のレストラン』など

(3)「文章」型タイトル

 動詞で終わる文章の形になっているタイトル。名詞だけのタイトルが多い中、動詞で終わる文章型のタイトルはそれだけで「印象に残る」というメリットがあります。ただし、どうしてもタイトルが長くなってしまうというデメリットもあります。

(ヒットドラマの例) ⇒ 『逃げるは恥だが役に立つ』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『愛していると言ってくれ』『ずっとあなたが好きだった』など

(4) 「省略」型タイトル

 何か元の単語や文章を省略した型のタイトル。(3)とは逆に短いことで勢いやインパクトが出ます。その分、それだけでは意味が伝わりにくいというデメリットもあります。

(ヒットドラマの例) ⇒ 『GTO』『ショムニ』『ごくせん』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』など

(5)「お名前+α」型・「職業+α」型タイトル

 主人公の「名前」や「職業」を前面にだすタイトル。「名前」をだすのは漫画のタイトルに非常に多い型です。職業がタイトルにあると、どんな内容のドラマかがすぐわかるというメリットがあります。「名前」と「職業」が両方とも入っている合体バージョンも多いのも特徴です。

(ヒットドラマの例) ⇒ 『3年B組金八先生』『ドクターX~外科医・大門ミチ子』『特命係長只野仁』『JIN-仁-』『沙粧妙子-最後の事件-』『掟上今日子の備忘録』『半沢直樹』『花咲舞が黙ってない』『古畑任三郎』『家政婦のミタ』『ナースのお仕事』『科捜研の女』『離婚弁護士』など