韓国で45万部の超ロングセラーが発売から7年、いよいよ日本に上陸。韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、学生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。執筆に8年かかったとされる『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。

勉強に集中できない人の「雑念を振り払う呼吸法」Photo: Adobe Stock

自分の呼吸をじっくりと意識する

 私が本格的に勉強を始めたころに使っていた方法です。勉強しようと思って座っても、心の中を埋め尽くす雑念のせいで、自分がいま呼吸をしているのかどうかさえも認識できていませんでした。そんなとき、呼吸を感じることに気持ちを集中してみると、霧が晴れるように雑念が消えていったのです。

 まず背筋を伸ばして椅子にぴったりつけたら、体の力をすっと抜きます。鼻から空気を吸って胸と腹を満たし、またゆっくりと吐きながら自然に「自分の呼吸」を感じてみましょう

 それ以外のことはすっぱり忘れて、一回一回の呼吸だけに気持ちを集中します。心の中で静かに、「吸って~」「吐いて~」と唱えると、もっといいでしょう。

 ただ、無理に呼吸するのではなく、ありのまま自然な呼吸をするように心がけます。鼻から入った空気が、肺を通じて腹までつながっていく感覚、そして腹がすっとへこんで、空気が胸を通過して鼻から抜けていく感覚を認識すると、気持ちが落ち着き、雑念は心の水面下へと深く消え、心が穏やかになります。

 このように1分から2分程度、自分の呼吸をじっくりと意識してみてください。頭がすっきりするはずです。すると心のさざ波も鎮まり、雑念がすっかり消えてしまいます。

(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』の一部抜粋したものです)