管理会社のレベルは
ここで見分ける

 どの管理会社がよいか悪いかは、なかなか一概にはいえない。同じ管理会社でも、フロントマン(営業担当)によって、業務の内容やレベルに差があることは珍しくないからだ。

 それでも一定の目安はある。そもそもマンション管理を事業として行うには「マンション管理適正化法」に基づいて、国土交通省に登録していることが大前提だ。

 会社ができてからこれまでの経歴や実績は、重要な判断材料の一つとなる。歴史の長い会社はそれだけ安定性があるといえるし、多く受託しているマンションのタイプを見れば、得意・不得意がなんとなく分かる。

 社内体制は、管理会社の実力をチェックするうえで外せないポイントだ。たとえば人材の雇用形態。正社員、契約社員、業務委託などいろいろなケースがあるが、一般論として正社員のスタッフのほうが、コストは高いが業務の熟練度やモラルの点では安心できるだろう。

 フロントマン一人がどれくらいの管理組合を担当しているかも重要だ。一人当たりの担当が多ければ、1件当たりの人件費は安くなるが、その分、労力や時間はあまり割けないからだ。

 各種の研修制度、ITシステムの整備などにも注目したい。研修制度がしっかりしていれば、それだけ人材の質が揃っていると考えられる。また、ITシステムが整備されていれば、担当者による質のばらつきをある程度、平準化できるだろう。

 いずれにしろ、マンション管理では当たり前のことを当たり前にきちんとできるかどうかが重要である。