少人数制に魅力を感じつつも
「Clubhouse化」に不安
吉門さん:やはり、わざわざ言うまでもないことを気軽に投稿できるのはいいところです。『友だち』も50人しか追加できないので、親しい間柄だけに絞れますし、人の目を気にしないで済む。
部屋や服装も、自分が好きなアイドルをまねするなど個性を出せます。他の人のアバターや部屋にも、その人の色が出ているので見ていて楽しいです。
原田:さて、これまではプラスの意見が多かったですが、使ってみて感じたマイナス面はいかがでしょうか。
矢追さん:SNSが苦手な自分としては、確かに投稿のハードルは低いものの、「センスのアピール合戦」のようにも感じてしまって…。一緒に使っている仲間は、私生活でもファッションセンスが良かったり、部屋のセンスが良かったりするので、ボンディーの世界でもセンスを発揮して見せ合うのが楽しいんだと思います。
私はそういうわけでないので、悲しい気持ちになることもありました。
原田:アバターの世界でも、疲れる人は疲れちゃうと。
山根さん:アバターのファッションセンスやインテリアのセンスが問われるので、私もプレッシャーを感じたことはあります。
坂本さん:現状への不満ではないのですが、今後について少し引っかかっていることがあります。それは、「『友だち』の上限は50人、グループチャットの上限は10人」という制限がいつか緩和されるのではないかということです。
Clubhouseもそうでしたが、アプリが浸透・発展すると、運営元が「招待制」などの制限を解除する流れがあるじゃないですか。ボンディーも少人数制ではなくなってしまうと、親しくない人とつながるケースが増えて、「親友だけ」の感覚はなくなってしまうのかなと不安です。
原田:「いかにクローズド性を維持できるか」がボンディーの人気を保つポイントになりそうです。皆さんは、このアプリは今後どうなると思いますか?