なぜ日本人は成功より失敗の方が思い出深いのか仕事で積み上げてきた経験の中で、思い出深いのは成功と失敗どちら?

 仕事には失敗がつきもの。もちろん成功した経験も少なからずあるはずだが、「仕事で積み上げてきた経験の中で、思い出深いのは成功と失敗どちら?」というアンケートでは「失敗経験」と答えた人が65%と多数派だった。ビジネスパーソンとしては、できれば成功体験の方を覚えていたいもの。にもかかわらず、失敗経験の方が心に残ってしまう理由とは?

 このアンケートは、キーマンズネットが1月24日~30日にかけて実施。有効回答数は544人。

社会人たちの真実
「成功より失敗した数の方が多い」

 「成功経験派」「失敗経験派」のコメントはそれぞれ次のようなもの。

■成功経験派

「成功経験は数えるほどしかないので、1つ1つが思い出深いです。失敗経験から学習することは必要ですが、思い出にしたくありませんし、思い出にするには数が多すぎます」(50代・男性)

「数少ない成功経験だからこそ、思い出深いのです。失敗経験なんていちいち覚えていられません」(50代・男性)

「成功経験を覚えているから今仕事ができていると思います。失敗経験を引きずれば仕事ができなくなるのでは?」(40代・男性)

「成功した時のエンドユーザの喜びは力になる」(30代・男性)

「プロジェクトを成し遂げた達成感は何物にも代え難いです。失敗体験は思い出したくもない…」(40代・男性)

「成功というわけでないですけれど、何年もかけてやった仕事が完成したとき、ほのかな自信が湧いてきました」(50代・男性)