現在の主力製品は切削加工AIの一機能として切削工具の寿命の最適化を行うアプリケーション。大手自動車部品メーカーをはじめ、自動車部品の加工を行う企業を中心に採用が拡がっているという。

MAZINでは、調達資金で研究開発体制と販売体制の強化を行い、2024年6月までに200事業所にサービス提供する計画だ。

ビジネスコンテンツメディア「PIVOT」は5億円を資金調達、コンテンツで大人の“学び”を支援

ビジネスコンテンツに特化して、映像や記事をアプリなどで提供するPIVOTは7月6日、ポストシードラウンドで既存投資家であるOne Capitalを引受先として、5億円の資金調達を実施したことを発表した。今回の調達により、累計調達額は8.5億円となる。

PIVOTは3月15日にiOS版アプリをリリース。スタートアップやビジネス・マネジメント、キャリア・教育などの7カテゴリーで、著名ビジネスパーソンや起業家、識者のインタビューや寄稿によるコンテンツを提供する。アプリはリリースから3日で1万人のユーザーを獲得。その後も順調にユーザー数を伸ばしているという。

今回の資金調達により、PIVOTではコンテンツと採用への投資を加速。調達発表と同時に刷新した新ミッション「日本をPIVOTする」を掲げ、日本の社会、企業、個人のピボット(方向転換)を、コンテンツを通じた大人の“学び”により支援する考えだ。

グロービスの500億円超ファンドなど、新ファンドの設立が相次ぐ

グロービスは過去最大規模の新ファンドでWeb3、国内巨大市場のDXに投資

7月5日、独立系VCのグロービス・キャピタル・パートナーズは7号ファンドの設立を発表した。一次募集を500億円規模で完了し、年内のファイナルクローズまでに600〜700億円規模を目指す。

7号ファンドの投資対象はシード・アーリーからレイターまで、幅広いステージのスタートアップ。1社あたり最大で100億円規模の投資を実施し、時価総額にして数千億円規模のユニコーン企業から、1兆円を超える規模のデカコーン企業の創出を目指すという。

投資領域としてはエンターテインメントやコミュニティ、Web3などの分野と、自動車・金融・建設・不動産・医療など、国内で10兆円超規模の市場のDXを担うスタートアップを想定している。

“大人起業家”によるシードスタートアップに投資、HAKOBUNE1号ファンド

ベンチャーキャピタルファンドを運営するHAKOBUNEは、同社の1号ファンド「HAKOBUNE1号投資事業有限責任組合」の組成を7月5日、明らかにした。

HAKOBUNE1号ファンドの投資対象はプレシード/シードステージの国内スタートアップ。ファーストクローズでは、新生銀行、キヤノンマーケティングジャパン、FFG FOF1号投資事業有限責任組合、サザビーリーグ、三井不動産、オールアバウト、プロトスターなどの企業やエンジェル投資家らが出資を行った。