宿泊業のDXを手がけるクイッキン

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、宿泊施設のあり方が変化。感染拡大防止の観点から、チェックインなども“非接触”での対応が求められるようになっている。

宿泊施設の非接触化をサポートすべく、クイッキンは非接触型のチェックイン機能をベースにした基幹システム「aiPass(アイパス)」を宿泊施設に提供している。現在、導入施設は1万室を突破しているとのこと。2021年1月にサイバーエージェント・キャピタルなどから、総額6000万円の資金調達を実施している。

介護ツールのバーティカルメディアを展開するGiverLink

世界一の超高齢社会とも言われている日本。総務省が発表した「令和3年版高齢社会白書」によれば、総人口に占める65歳以上の人口の割合(高齢化率)は28.8%となっている。

今後も高齢者の割合は増えていくことが予想されており、それに伴って高齢者の“介護”のニーズも高まっていく。GiverLinkは介護職員・介護従事者がケアに集中できるようにすべく、国内に存在する介護ICTツールを比較検討し、一括資料請求から無料相談まで行えるバーティカルメディア「介護のコミミ」を提供している。

2020年8月に正式リリース以降、500法人以上が利用しているほか、リード提供数は2500件を突破しているという。2021年6月には、伊藤忠テクノロジーベンチャーズからシードラウンドで総額1億円の資金調達を実施している。

ベンダーとパートナーの連携を自動化するパートナーサクセス

ベンダー(製造元)のパートナー(代理店)が行っている煩雑な業務フローの大部分を自動化・分析。代理店の案件進捗や行動を可視化し、データベース化するPRM(パートナーリレーションシップマネジメント)ツール「PartnerSuccess」を展開している。

PartnerSuccessは商品登録をすれば、販売代理店の取り扱い商品を一元管理できるほか、日次の販売代理店活動を自動でレポート化してくれる。また、PartnerSuccess以外にも「代理店戦略コンサルティングサービス」を展開しており、導入企業の中には、3カ月で代理店社数が4倍、案件数が10倍に拡大した企業もいるという。

戦略的なプライシング実行を支援するプライシングスタジオ

企業活動において利益の源泉とも言える「価格」。マッキンゼーの調査によれば、価格を1%上昇させることで企業の営業利益は23.2%上昇すると言われている。ただ、多くの企業はリソースが割けないなどの理由から、価格の最適化が実現できていない。

そうした課題に対して、戦略的なプライシング実行を支援するサービス「Pricing Sprint」を提供しているのがプライシングスタジオだ。Pricing Sprintは、PSM(Pricing Sensitivity Meter)を用いて顧客の支払意欲を分析・可視化。最適な価格戦略の構築を支援する。