弱点だった「OB・OGの少なさ」
卒業生の増加に伴い解消

 これまでの両校の大きな弱点は、新興で、OB・OGが少ないことでしたが、今後は渋幕・渋渋出身者が男女ともに社会のさまざまな場面でトップに立ち、ロールモデルとして君臨することになると考えられ、さらに広く認知されていくでしょう。

 渋幕・渋渋を追う形で、リベラルな親の期待を担う学校は増えてきています。やはり共学校のよさを生かした広尾学園中学校高等学校、三田国際学園中学校・高等学校、市川、東京都立小石川中等教育学校などの学校も躍進しています。こうした学校群の存在感は今後も増していくと思われます。

<近日公開の第2回に続く>

最難関中学受験に異変!「御三家」に合格しても「渋渋・渋幕」への進学が増える納得の理由