志望校の「先生たちの本音」は?
事前に学校について調べるのは大前提

 また、「卒業生の保護者はこんなことを聞きました」「こんなことを質問してみましょう」などと書籍やインターネットのサイトなどで実例が紹介されることもありますが、プロから見て「これは違うんじゃないか?」と思われる質問を見かけることがあります。

 学校の先生たちの本音は、「質問していただくのは嬉しいことだが、ある程度は学校のことを事前に調べてきていただきたい」ということです。

 冷たい対応、または不親切な対応と感じるかも知れませんが、説明会の時間は限られていますし、たくさんの方が一度に参加することになるので、みなさんが参加してよかったと思うためにも必要なマナーだと思います。

 NGな質問は、学校のホームページやパンフレットを見れば書いてある基本的な内容です。また、先生たちがその場では答えにくいようなものや、個人的な事柄に関しても、全体の質疑応答の場では避けた方が良いでしょう。また、参加者が「不快」に感じる質問もやめましょう。

●NGな質問例
・食堂はありますか?
・部活動はどんな部がありますか?
・進学実績を教えてください。
・校則違反をして退学になった生徒がいれば、その実例を教えてください。
・私の子どもは英検準1級を持っていますが、特別に対応してもらえますか?
・ネットで見たのですが、いじめが多いというのは本当ですか?
・最近、受験の実質倍率が下がっているようなのですが、なぜでしょうか?