例年、秋口からの学校説明会には、入試問題の解説やアドバイスをしてくれる学校が増えてきます。その理由には、入試問題の作成が完成していることと、入試直前に説明会に参加する人は実際に受験する人が多いため、「志望順位の高い子どもに受けてほしい」ということがあります。

 会の名称も、学校説明会ではなく、「入試対策説明会」のように区別されているケースもあるので、「一度その学校には行ったから今回はパス」とせず、積極的にチェックしてください。

 実際にこんなことが聞けた!ということもご紹介します。入試では同じような学力の子どもと競うことになるので、少しでもプラスの情報が入手できたら、大きく合格に近づけることでしょう。

●説明会で聞けた話の実例
・狙い目の入試日程や差がつく科目、問題についての情報が得られた
・算数や理科で、今年に出そうな単元を教えてもらった
・社会の時事問題について予想可能なヒントをもらえた
・昨年度の繰り上げ合格の人数や時期について教えてもらえた
・個別質問の機会に、漢字の採点基準を詳しく教えてもらえた。(それを子供に伝えたところ、字がキレイになった)

 また、子ども対象の「入試体験会」を開く学校もあります。実際に生徒が授業を受けている教室で、学校の先生を試験監督にして、実際の入試に近い形で受験ができます。塾の授業や模試とぶつかるケースもありますが、当日に緊張しないためにもこうした会には参加することを強くお勧めします。