テスタ 例えば、僕は家にこもって昼間はずっとパソコンの前に座っている生活を送っています。お金は稼げているけど、その生活をいいと思う人も絶対に嫌だと思う人もいるわけです。みんな何かに向いてるけど、何かには向いていないんです。

 たまたま個別株投資に適性がなかったら放置できる積み立て投資とかに戻ればいいだけ、という割り切りが必要かもしれませんね。迷っている人がいるなら、1回やってみてとアドバイスするようにしています。

信頼してはいけない投資家を
どう見抜くか

高山 SNSで「この株がおすすめ」といった投稿をよく目にします。

 調べるほど、情報が多すぎて、どのアカウントや情報が信用できるのかも分からなくて困っています。結局、始めるのを先延ばしにしてしまっているといった感じです。

 テスタさんはどうやって情報を絞られるというか、投資に関する情報をどうやってインプットされていますか。

テスタ 基本的に「これを買え」みたいに銘柄を推奨する投資家のSNSアカウントは、信用してはいけないというのが大前提です。

 そうした情報をSNSで発信する理由を考えると、その銘柄を誰かに買ってほしいという裏の意図があるはずだからです。いまは、個別銘柄を発信するのは良くないこととされています。

 SNSが発達する以前は、ブログなどに書き込んでも少数の人しか見てなかったから、株価に影響はありませんでした。しかし、いまではフォロワーが多い人の投稿で値段が上下することは珍しくありません。