テスタ ここまで説明した方法であれば、普段はお仕事していて 1日中パソコンの前でチャートを見ることができない人でも投資ができます。自分にとっての大チャンスのときだけやればいいわけです。

高山 先ほど、自分の強みを持っていることとか、詳しいことを買いの材料にしていくのがいいってお話しされてましたけど、それで言うと、日本人は日本に住んでいるから、日本の株のほうが成果を出しやすい、みたいな言い方はできるんですか?

高山一実さんPhoto by Shinya Morimoto

テスタ 絶対にそうですね。日本の企業のことは、日本に住んでいるから感じられることはたくさんあります。インドにどんな企業があって、経済がどんな状態かなんて分からないじゃないですか。僕は、日本に住んでいる限りは日本株に投資するのが一番有利だとは思います。

 専業の投資家と兼業の投資家が決定的に違うのは、専業の人は生活費を投資で稼がないといけない。生きていけなくなるので、だから常に投資をしないといけないけど、兼業の人は別に投資をしないっていう期間がいくらあってもいいわけですよ。だから、自分にとってチャンスがあるっていうときだけ投資すればいいんです。

高山 そうか。常にやってなくていいっていうのは、確かに強みかもしれないですね。

テスタ すごいメリットです。やはり投資にとっていい年と悪い年があるんで……。第1回でお伝えしたように2024年はいい年ですが、来年はわかりませんからね。