60歳以降働いた場合の年金額を試算できる!
「繰り下げ受給」の影響も一目瞭然

 60歳で定年になっても、大多数の人は再雇用で65歳まで働き続ける。再雇用期間中は、給与が大幅ダウンするケースが多いが、厚生年金に加入して働けば65歳からの年金額も増える。そこで気になるのは、「いくら年金額が増えるのか」だろう。

 先ほどの試算結果画面を下のほうへスクロールすると、「+働き方・暮らし方の追加」ボタンがあるので、それをポチっとして、条件を追加する。

 60~64歳まで年収360万円で働くとして「試算する」ボタンを押すと、年金額は234万円に変わる。5年間働くことで20万円年金額が増える! いくら増えるのかを知ることができれば、働くモチベーションもアップするだろう。

公的年金シミュレーター出所:厚生労働省「公的年金シミュレーター」
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 さらに「繰り下げ試算」も簡単にできる。

公的年金シミュレーター出所:厚生労働省「公的年金シミュレーター」
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「受給開始年齢」を65歳から70歳に変えると、年金額は332万円とさらに大幅アップ! 給料は自分で決めることはできないが、繰り下げ受給をするかどうかは自分で決めることができるので、複数パターンを試算してみるといい。