最後に成否を分けるもの

以上、教員や事務員など、周囲の大人にタメ口を使い、小馬鹿にしている人が受験に失敗する理由について解説しました。

いくら学力が高かろうと、相手を見下し、小馬鹿にしている人を助けてくれる人は少数です。そうした姿勢の人は、自身の能力で受験を突破しても、結局いつかは人が離れていきます。

最終的な成功を分けるのは人間力なのです。

受験生は人生の中でもとても辛い時期です。でも、そんなときだからこそ、本性が出ます。自分が辛くても、他者に敬意を払えるような生徒を、生徒同士よりも人生経験の長い大人のほうが見ています。

そうした生徒にはきっと、誰かが救いの手を差し伸べてくれるでしょう。

どんな相手にもいいところを見つけ、敬意を払えるような人間でいたいものですね。