フィリピン 2013年5月7日

フィリピン「疎開」のすすめ
子どもを国際人に育てたいならフィリピンへ!

留学生用のスクールを併設する大学も

 そんな時代に、あなたの子どもが日本語と英語をネイティブとして流暢に使いこなすことができて、かついろいろな国籍の友人を持っているとしたらどうだろう。企業からは引く手あまたに違いない。

 写真はマニラの大学の付属のインターナショナル・スクールだが、大学よりも金になると、海外の留学生用のスクールを併設する大学が増えている。

マニラの大学付属のインターナショナル・スクール【撮影/志賀和民】

 フィリピンでは最近、学校制度が変更され、今年ハイスクールに入学する生徒から、従来は4年で卒業していたものが、4年+2年で大学に進学することになり、日本と同じになる。

 これまではフィリピンのハイスクールを卒業しても、日本の大学進学の資格はなかった。しかし今から4年後には、すべて国際標準となって、フィリピンのハイスクールを卒業すれば日本の大学の進学資格が与えられるようになる。インターナショナル・スクールははなから外国の大学に進学することを前提としているから、現状でもハイスクールを卒業すれば、日本やそのほかの国の大学に進学する資格が得られる。

 フィリピンにおける学校の種類は、公立(学費無料)、私立(学費は有料で年間2万ペソから10万ペソ程度、1ペソ=約2円)、それにインターナショナル・スクール(学費は年間10万~20万ペソ、中には80万ペソというところもある)がある。もちろん大多数のフィリピン人は公立の学校に通うが、お金持ちは私立に通う。有名私立の子どもたちはみな有名大学へ進み、社会に出てからも学校時代に培ったコネで社会の上層部を形成するのだ。

 フィリピンの大学の雄、フィリピン大学(UP)は公立だが、ほとんどの学生が私立ハイスクールの出身で、エリート教育を受けてきた子弟だ。貧乏人が小中高と公立で学び、東大に入学して高級官僚や企業の幹部になるという構図はフィリピンにはない。金=教育=出世=金、の循環なのだ。

 インターナショナル・スクールは基本的に外国人の子弟を対象にしているのだが、お金持ちのフィリピン人も通っている。とくにお母さんがフィリピン人でお父さんが日本人(あるいはその他の外国人)の場合、ここに通わせることが多いようだ。もちろん、インターナショナル・スクールは私立校の上を行くエリート校だ。

インターナショナル・スクールには幼稚園や保育園が併設されている。まさに幼小中高一貫で、学費が高いだけに質の高い教育環境を用意している【撮影/志賀和民】

 


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